上司への報告も無事完了。

その日、仕事から帰ってきて少し落ち着いた私はやっと”次”を考える余裕が出てきた。


人間ドックの結果は”E”。

つまり”要精密検査”ということ。


とにかく精密検査をしてもらう病院を探さないと!!

そういえば、診断結果の他に「必要な方には紹介状を書きます」という案内が入っていたっけ。


でも私は健康だけが取り柄。骨折すらしたことがないのです。

つまり、大きな病院なんて行ったことがない。

”紹介状”というシステムもわからなければ、婦人科に長けた良い病院もわからないあせる



人間ドックの結果はあまり人には話したくなかったけれど、看護師をしている中高時代の親友に電話をかけた。

Kちゃんは現在、産休中。

生まれたばかりのベビちゃんに幸せいっぱい状態。

そんな彼女に病気の相談をするのは躊躇したけれど、やっぱり専門家(?)に色々聞きたい!


ということで、申し訳なく思いながらもKちゃんに電話。

Kちゃんは育児でとっても大変にも関わらず、丁寧に相談にのってくれ、私を励ましてくれた。


友達って本当に有難い。

心から感謝ですラブラブ



そこでわかったのは・・・

紹介状はこちらから病院を指定しなければならないこと。

もし、医師も指名することができること。

産科で有名な病院、医師はわかるけど、癌に強い医師は聞いたことがないということ。


ここまで、情報をもらえれば十分!!

あとは自分で頑張って探しますグッド!

昨日の人間ドックの結果を見て、これから会社にも迷惑をかけてしまうだろうから、上司にもちゃんと伝えなくちゃと考えていた。




一番身近で、一番何でも相談できて、一番信頼できる上司は、私のいる部署を束ねるKさん。


Kさんは私が入社してから10年以上ずっと隣の席で、仕事のことも、プライベートのことも何でも相談してきた人。



特に残業時間の長いこの会社にいると、家族よりも一緒に過ごす時間が長い人。

私のことを誰よりもわかってくれている人・・・だと思う。



とにかく不安で、すぐにでもこの不安を誰かと共有をしたい!という思いと、もしも子宮をとらなければならないという状況になってしまったとき、その事実をあまり知られたくないという思いが葛藤していた。


それでも、とにかくKさんには話したい、話をしなくちゃという気持ちは固まっていた。



とはいえ、Kさんは今行っているイベントのメイン担当。

すっごく忙しいし、他のことを考える余裕なんてないと思う。


ここはじっと我慢して、イベントが終わったら報告しようと思っていた。



のに・・・。


お昼休憩で、私の仕事を見に来てくれたKさん。

「どうした?元気ないじゃん。」の言葉を聞いたら、もう口から出ちゃってました汗


自分の中ではできるだけ明るく報告したつもり。


昨日、人間ドックの結果が届いて、子宮頸がんの疑いありという診断が出てしまったこと。


自分としては、もちろん仕事は大好きだけど、自分の体が、健康があってのことだと思うから、

仕事よりも、検査・治療を優先させて欲しいということ。


もう、相談ではなく、報告。



Kさんはいつもの明るい感じではなく、神妙な顔で話を聞いてくれ、


「自分の体を最優先させることは当たり前だよ。検査も治療も最短の日程を抑えること。

〇〇フェアのことも、課の中でフォローするし、俺が一通りできるから何も心配しなくていいよ。

とにかく、月曜日からすぐに動け!!!」と。


実は今年の11月末に6月から準備をしている大きな仕事の本番が控えていました。

そのため、11月はMAXに忙しい予定だったのです。


正直、こんなときにこんなことが起こるなんて!と思った。

そんな状況にも関わらず、Kさんはそんな言葉をかけてくれた。


理解ある上司、その優しさ、大きさに本当に、本当に感謝した。


そして、診断結果を見てから初めて涙が出た。

多分、ステージ裏のパイプいすに座って話した今日のこと、一生忘れないと思う。

11月9日(土)


人間ドックの結果を見て、”がん”かもしれないという不安と恐怖のどん底に突き落とされても、明日は待ってくれないのです。



一睡もせずに”子宮頸がん”について調べ尽くした翌朝。


母とはなんとなく気まずい雰囲気。

お互いの顔が見れない感じ汗



今日もイベントの本番。

体力も使うし、朝ご飯はちゃんと食べなくちゃと思うんだけど、中々お箸が進まない。


むりやり口に入れるも、全く味がしない。


こんなこと初めて!

食べることが何よりも好きな私が。

大げさだけど、生きるためだけに食べるってこんな感じなんだろうな。


後日、母と話したら、母も全く同じだったみたい。

「”砂を噛む”って初めて知った」って(笑)




そして、不安な気持ちを自分の中に無理やり押し込めてイベント会場へ。


今日の仕事はステージの進行。

とはいっても、プロのディレクターが入っているので、私は出演者とディレクターの繋ぎをしたり、全体を俯瞰で見て、ディレクターの方にお願いごとをしたり、本部の指示をステージに反映させたりする感じ。


”この時間はここでコレをしなければならない!”ということがないので、時間を持て余すことも。


そうなるとついつい、スマホを手に取って色々検索しちゃうんですよね。

充電がすぐになくなっちゃう。



今日のステージの司会は久しぶりにお会いするKさん。

話したいことは山ほどあった。

でも気持ちが・・・。


Kさん、ごめんなさい。

私、Kさんと話していたとき、ちゃんと笑えてたのかな・・・。



世の中にはもっと辛い状況の人はいっぱいいると思うけど、

この時の私はこの世の終わりのような凹みっぷりだったと思うガーン