浸潤癌の告知を受け、病院を出た。
この後、どうしよう・・・。
午後から打ち合わせもある。
設営が始まったイベント会場にも入らなきゃいけないし・・・。
心配してくれている、みんなにも伝えなきゃ・・・。
どこに向かうべきかウロウロ。
とにかく落ち着こう!と立ち止まって、家に電話。
心配していた母がすぐに出る。
私「今、検査結果を聞いて病院を出たよ。
思ってたよりも悪かったの。もうね、癌なんだって。
来週、MRIとCTの検査して、転移してるかどうか調べるんだって・・・」
病院では、頭を鈍器で殴られたみたいで、真っ白になっていたけど、努めて冷静に話を聞いていた。
でも、母に話していたら、自分でもにビックリするくら涙がポロポロ![]()
いくつになっても「お母さん」なんだな。
嗚咽交じりの私の説明に、私の母は「大丈夫」でも、「私がついているわ」でもなく
母「しっかりしなさい
」
生まれて初めて言われたかも・・・。
母だって動揺しているはずなのに、毅然とした態度で私の話を聞いていた。
母「なっちゃったものは仕方ないじゃない!悩んでも、泣いても仕方ない!!
とにかく、帰ってきなさい
」
私「はい・・・
」
普段、何をしても怒らない母が心が折れそうな私に喝を入れた。
もー、母には勝てない。多分、一生・・・。
普段はおっとりしていて、ドジで、天然ちゃんっぽい母。
でも、本当は家族で一番しっかり者。
母の冷静さ、毅然とした態度に救われた。
そして私は、少しでも心を落ち着かせるために、直接会社には行かず、一旦家に帰った。
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後日聞いた話。
その日、母は再検査の結果も大したことないだろう。
私が何でもなかったよ!と帰ってくると思っていたため、
夕飯はお赤飯を炊こうと考えていたらしい。
きっと、”癌”って聞いて、口には出さなかったけど、めちゃくちゃ驚いたんだろうな。
しかし、”癌”の告知って、すごく慎重にされるものだと思ってました。
ドラマでは、本人には知らせないとか、家族と一緒に聞くとかしてるのに。
あんなに心の準備もないまま、あっさり聞いちゃうんだと思ったら、ちょっと拍子抜け。
現実はそんなもんか・・・。


