シルスキー大将を新しい総司令官に任命したゼレンスキー大統領。
両軍の占拠範囲とアウディウカの位置
戦況地図見れば、誰だって逃げたくなりますよ。
JBプレス 2024.2.23(金)
アウディウカは、ロシアが2022年2月24日にウクライナに侵攻して以来、何度も攻撃されてきた。
しかし、陥落されたことはなかった。
今回注目されているアウディウカの戦いは、ウクライナ軍による2023年6月からの反転攻勢が停止し膠着した10月の初めから、ロシア軍が全力に近い戦力を投入して、大攻勢を始めたものである。
ロシア軍は連日、多くの犠牲者を出しても、次から次へと兵士を送り込み、アウディウカ守備部隊への攻撃を停止することなく、4か月以上も続けた。
そして、弾薬不足もあり、ウクライナ軍アウディウカ守備部隊は2月中旬、約130日の戦いの後、ついに撤退した。
撤退とは武器を持っての退却です。撤退ではなく、援助された武器を捨てての雪崩式敗走ですよ。なので、部隊の再編制には相当時間が掛かると思います。使用していた武器と、同じものが援助されるとは限りません。