週刊現代 2024.01.17
2024年元日に発生した能登半島地震から2週間超が経過した。あまりにも大きな被害に「何かできることはないだろうか」と考えている人も少なくないだろう。だが、中には売名やお金のために、「災害ボランティア活動」をしようとする人もいて――。
阪神大震災の時、JC(日本青年会議所)のオブザーバーでボランティアに参加しました。宿泊は蘆屋南高校の教室、朝4時起床で各避難所に配る食事の仕分けをしてました。
食事は、被災者の皆さんと同じものを頂けましたが、朝食のおにぎりは冷たくて硬いのですよ。冷たいのはしょうがなくても、米が乾燥して硬いのですよ。何時間前に作ったのって感じでしたよ。
一週間過ぎた頃、ボランティアは立ち入り禁止だった、学生さんたちが昼間授業で使ってる教室へ、夜にちょっと行ってみたのですが、電気を点けると並んでいる机の一つに、花瓶に入った花が飾られていました。 あの衝撃は今でも忘れられません。