武山駐屯地の予備自衛官補が訓練時に使う主な施設 | ランゴワンの地図

ランゴワンの地図

 2009年の8月、家の仏壇の引き出しから一枚の古地図を発見しました。地図の中央付近には、「ランゴワン」という地名が記してありネットで検索してみると、1942年1月11日、旧日本軍が初めて落下傘による降下作戦を行った、インドネシアの村の名前でした。


武山駐屯地の北門です。 訓練時は前泊で夜に入門し、訓練終了後は夕方退出したので、明るい時間に北門に立つのは初めてでした。

武山駐屯地の案内図です。 右側付近の建物は工科学校で、北門から南門まで歩くと30分掛かるらしいです。

北門から南側を撮影しました。 訓練時にこの場所に立つことはありえません。 常に道路脇を集団で行進して移動しました。

緑地帯に囲まれた場所の影に浴場があります。 シルバーのパイプは、お湯の送水管だったのですね。

浴場です。 5分で体を洗って、5分間浴槽に浸かれます。 訓練最終日に班長(助教)から「ゆっくり入って良いぞ」と言われた時は嬉しかったです。

浴場の南側の食堂です。 食事も5分か10分で食べ終わします。

食堂の南側の売店です。 夕食後の、唯一ほっと出来るひと時です。

私がお世話になった隊舎です。 助教が 「しゃぜんに集合、しゃぜんに集合」 とよく言いましたが、しゃぜんの意味が分かりませんでした。 「舎前」だったんです。 自衛隊は、習うより慣れろなんです。

隊舎の入口です。 撮影位置辺りが、しゃぜん(舎前)でございます。 助教によっては、「もっと右だ」とか煩いんですよ。 「だったらお前が先に行って整列させろよ」 と言ってやりたかった事を、思い出しました。(笑) 

隊舎を裏側から撮りましたが、北門方向から進むと隊舎の裏側が見えます。 つまり入口は南側にあります。


 予備自衛官補訓練が終わって6年後に初めて訪ねましたが、10日間の思い出でこんなに感激するとは思いませんでした。 現職さん達が涙を流して旅立って行く気持ちが、少しだけ分かったような気がします。