2015沖縄⑫遺骨収集に参加、その2 | ランゴワンの地図

ランゴワンの地図

 2009年の8月、家の仏壇の引き出しから一枚の古地図を発見しました。地図の中央付近には、「ランゴワン」という地名が記してありネットで検索してみると、1942年1月11日、旧日本軍が初めて落下傘による降下作戦を行った、インドネシアの村の名前でした。



右側に引っ越し紐が見えるので、皆さんここを進んで行ったのだと思います。 壕の下に、一升瓶の欠片が見えるので降りてみます。



一升瓶の欠片です。 当時の物かどうかは分かりません。



革製の鞄と紐と靴底でしょうか。 こんな所で、靴を脱ぎ捨てる人はいないですよね・・・・・・。



一升瓶のあった反対側です。 写っているのは、東京から参加した若い立正佼成会の会員の方です。



右側の穴なんですが、かなり深いんですよ。 落ちたら、骨折は間違いないです。



立正佼成会の会員の方が、奥の方で岩に挟まっている手榴弾を発見しました。 フラッシュを焚きましたが、焚かないと昼間でも真っ暗なんです。



戦争中の日本製だと思います。 岩に寄り掛った後の棚のような場所にありました。 自決用でしょうね。  




 沖縄戦関係の書籍に、「自決用の手榴弾を渡された」 という記述が多くありますが、悲しい現実を見た気がしました。