そんな中、昨日は五反田のイマジカにキネコテストを見に行きました。作品の一部抜粋でしたが、第一試写室の大画面で見る映像は格別でした!スケジュールは遅れていますが、面白くは出来上がりつつあるので、どうぞ御心配なく。で、キネコは全体的に締めめでハイコントラストな映像でした。この傾向は特撮部分にはとても向いているようです。前半の狙いである、或るシーン(まだ内容が書けないので不明瞭な表現で申し訳ありません)などは、もう少し、柔らかい方に振ると思いますが、映画全体的には、あんな方向でしょうね。とても、気持ちの良い映像になりそうです。
ところで、話は変わりますが、昨日、忙しい中、久しぶりにDVDで映画観ました。フェリーニの「白い酋長」です。フェリーニ好きのくせにまだ観ていなかったんです。しかし、ユニバーサルから、たった“1500円”で、この名画が発売されているというのが凄い話ですね。これは、フェリーニの監督(単独の)としてのデビュー作です。内容は書きませんが、この作品からコンビのニーノ・ロータの音楽と相まって、完全にフェリーニタッチが完成しています。私はフェリーニ作品は特に好きで、中でも「8 1/2」とか「アマルコルド」「甘い生活」は何度も繰り返し観ています。この映画、なかなか手に入らなかったのに、たった1500円で発売されるとは! ただ、一部字幕でおかしなところがあって、“ネオリアリスモ”を“新写実主義”って訳していた。訳せばそういう意味だろうけど、あれは“ネオリアリスモ(あるいはネオリアリズモ)”で固有名詞化しているような気がしますが…。
とか言いながらこのDVD気に入ってます。映像特典もなかなかの充実度で、ジュリエッタ・マシーナの“秘密のトマトソースのレシピ”なんてのまで入ってます。どんな味なんだろう?一度、作ってみようと思いました。
白い酋長 (ユニバーサル・セレクション第5弾) 【初回生産限定】

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