シュガー&スパイス~風味絶佳~
東京・
原作は谷崎潤一郎賞を受賞した山田詠美の短編集「風味絶佳」の中の、同名の短編。このベストセラー恋愛小説を、『冷静と情熱のあいだ』の中江功監督の手で見事に映画化した。なんといっても素晴らしいのが脚本だ。元々傑作といえる原作をベースにオリジナルの要素も加えられているが、このオリジナル部分がストーリーの陰影を鮮やかに浮き上がらせている。主演の柳楽優弥は、素朴な魅力で志郎を好演。特に目を使った演技は秀逸だ。ヒロイン役の沢尻エリカの瑞々しい演技も光る。2人を見守るグランマ役の夏木マリの存在感はさすがの一言。“本当の恋”の甘さと辛さを思いっきり味わえる、珠玉のラブ・ストーリーが誕生した。
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
ヒビノ・ミライとして、地球の平和を守っているウルトラマンメビウスに、最大のピンチが訪れる!!時をさかのぼること20年。ウルトラマン、セブン、ジャック、エースのウルトラ兄弟は究極超獣Uキラーザウルスを倒す。マイナスエネルギーを封印するが、そのためにはウルトラマンへの変身能力を失うファイナル・クロスシールドを使わなければならなかった。そして現代。策略にはまったメビウスが捕らわれの身に。人類に降伏を迫る宇宙人連合。もはや地球を救うヒーローはいないのか!?
1966年、今なお人気の尽きない永遠のヒーロー、「ウルトラマン」の放送が開始された。「ウルトラQ」に続いて始まった、この大ヒット空想特撮シリーズも、誕生40周年。現在も最新シリーズのメビウスが放送されており、まさに世代を超えたヒーローとなっている。本作は、メビウスに夢中の子供から、かつてウルトラマンやウルトラセブンに熱狂した大人たちまでをトリコにする作品。現代のヒーローと伝説のウルトラ兄弟の、スクリーンでの競演は圧巻。また初代ウルトラマンのハヤタ隊員を演じた黒部進らの出演、ウルトラ兄弟の復活&星人たちのバトルが、ファンの胸を熱くする。監督は、これまでにも映画とテレビの双方でシリーズの演出を手がけている小中和哉。
ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT
過激なカーレースで3度も逮捕され、カリフォルニアにいられなくなった高校生ショーンは、軍人の父を頼って日本にやってくる。幼い頃に別れたきりだった父との暮らし、言葉や文化の違いに戸惑うショーンだったが、アメリカからの留学生仲間に連れられ、深夜の立体駐車場へやってくる。そこはスピード・フリークが集まるアンダーグランドのレース場。ショーンはヤクザとつながりを持つD.K.とさっそく勝負するが、ドリフトを知らない彼は惨敗してしまう。
人気シリーズの3作目は、なんと東京が舞台。モデルも務める俳優ルーカス・ブラック、映画初出演のナタリー・ケリー、最年少ラッパーのBOW WOWと、キャストも一新された。ほんの1カットながら“ハンサム・ガイ”役で妻夫木クンが登場したりと、サプライズ・ゲストも見逃せない。それにしても、路上の撮影許可が下りないと有名な東京で、よくもこんな派手なカーアクションが撮れたもんだ…と思いきや、なんと渋谷の街をLAのダウンタウンに再現してしまったそうな。ハリウッド映画って、やっぱりスゴイ。一流スタントマンによるドリフトシーンも最高にクール!映画の最後に「マネしないでね」と出てくるが、こんなの誰もマネできません。