大石 直紀 ファルナースに捧ぐ
いつか迎えに来る、必ず幸せにする―。十六年前、イラン・イラク戦争の最中、浅野とファルナースは激しい恋に落ちた。しかしイスラム原理主義だった彼女の兄に仲を引き裂かれた。抑えきれない愛を心に疼かせながらも、浅野が彼女の元へ戻ることはなかった。帰国後、結婚して大阪府警捜査一課の刑事となっていた浅野の前に、かつて愛した女が突然現れた。時が再び二人を結びつける。だがその愛は、新たな犠牲をうむのだった。熱情と追憶と、運命の愛に翻弄される男と女の、ハードロマンミステリー
大石 直紀 テロリストが夢見た桜
午前11時40分。博多発のぞみ16号が乗っ取られた! 犯人はイスラム過激派!?奇妙な要求の真意は?事件は日本政府とアメリカ国務長官をも巻き込んでいく。パウエル米国国務長官の来日中、事件は起こった。「博多発東京行きのぞみ16号を乗っ取りました」――JR新幹線運行本部にかかってきた一本の電話で、史上まれに見る長い一日の幕が開けた。1000人を越える乗客を乗せた新幹線を乗っ取った犯人の要求は、100万ドルの現金と、東京拘置所に勾留中のイラク人大物テロリストとパウエルとテレビ討論、そしてその模様を全世界放映すること。犯人の不自然な要求と、次々と講じてくる奇策に翻弄される日本警察。人質となった乗客乗員の絶望、勇気、そして愛。そして、テロリストたちが描いていた「夢」。極限状態の人間ドラマが、終章に向かって突き進んでいく。
大石 直紀 爆弾魔
新興量販店を狙った連続爆弾テロが発生した。犯人の狙いは曰く付きの社長・琢磨信之を標的にしたものと思われていたが、新たに琢磨とは何も関係のないショッピングセンターで爆弾テロが発生! このショッピングセンターで働く藤村幸造は、25年前に起きたテロ事件の捜査をきっかけ公安捜査官をやめていた。その爆破現場には25年前の事件で、藤村に恨みを持つ人物の狙いは? 藤村の姿が・・・。連続爆破テロ事件の犯人の狙いは?藤村の娘の公安捜査官・早苗まで巻き込む、爆弾魔の闇が迫る!