太田 忠司 玄武塔事件
名探偵・野上英太郎の恋人?アキは、親友・紫織の故郷を訪ねた。玄武屋敷と呼ばれる西洋館で、紫織の伯父・多賀谷貴峰を紹介され、気乗りのしない縁談がもち上がっていることを知った。貴峰の義妹・真智子と娘の琴絵が多賀谷家の財産を巡って紫織への敵意を露わにしていた。さらに、十年前、殺人を犯して姿を消した貴峰の弟が舞い戻ったとの噂が流れるなか、紫織と真智子が行方不明となった。これが恐るべき惨劇の幕開けだったのだ。アキは野上と狩野俊介に助けを求める。
太田 忠司 幻竜苑事件
石神探偵事務所の野上英太郎の所に、突然、少女が現れて"両親を殺した人を捕らえて"と強談判。数日後のこと、江戸時代から続く名門遠島寺家の当主で、今は屋敷を改造して旅館の主となっている重義が、野上を訪ねてきた。曰く。"人殺しの汚名をすすいで欲しい"と。実は先の少女は、重義の兄夫婦の娘で、養女として引き取っているのだが、その兄夫婦は不慮の死を遂げていて、彼にその疑いがかかっているのだ。助手の俊介少年とともに、調査に乗りだした野上は、竜が棲むという屋敷の庭園で、不可解な怪事件に遭遇する。
太田 忠司 月光亭事件
名探偵・石神法全の事務所を引き継いだ"僕"の所に猫のジャンヌを連れた狩野俊介少年が弟子入りした翌日、町で最大の豊川病院・寛治院長が来所して曰く「妻の信子が怪しげな導師を自宅に泊めて、妙な宗教に凝り固まっているので、家に来て彼女の迷夢を醒まして欲しい」早速、僕と俊介君とジャンヌはその豪邸に赴いた。そして、導師が午前零時に庭内にある庵、月光亭において奇跡を見せると言うので家族が集まったが、肝心の信子の姿が見えない。その時、突如停電となって・・・。事件の幕が開いて"僕たちの"活躍が始まる。