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ハンニバル・ライジング

1944年リトアニア。名門家の血を引くハンニバル・レクターは、ドイツ軍の爆撃により両親を失い、幼い妹とともに山小屋でひっそりと暮らしていた。そこへ、脱走兵のグルータスらがやって来て、山小屋を乗っ取り、妹を連れ去ってしまう。終戦後、ハンニバルは孤児院へ送られるが、そこはかつてのレクター家の古城で、難なく脱走に成功。長旅の末、パリの叔父を訪ねた彼を迎えてくれたのは、美しい日本女性レディ・ムラサキだった。

トマス・ハリスが生んだ、映画史上最も凶悪で、最も人気の高いキャラクター、ハンニバル・レクターの若き日を描く、シリーズ最新作。彼がいかにして人喰い殺人鬼となったのかを描くとともに、高尚な趣味を持ち、類い希なインテリジェンスを誇るハンニバルのバックグラウンドに迫る内容になっている。ハンニバルはレディ・ムラサキと出会い、そのエキゾチックな魅力の虜となりながら、茶道や華道、武道など雅の心を学んでいき、それがのちのハンニバルに大きな影響を与えていたのだ。また、最愛の妹を失ったときのトラウマによって、彼の残虐性が呼び覚まされていく。これまでのシリーズとはテイストの違うサスペンスになっている。

初雪の恋~ヴァージン・スノー

陶芸家で大学教授の父の転勤で、京都の高校に転校してきたミン。ある日、自転車に乗っている時に転んでできた傷を神社の巫女さんが手当てしてくれた。その可憐な姿にミンは一目惚れ。彼女が同じ高校に通う、七恵だと知ると、父親がくれたナンパ用テキストで日本語を勉強し、アプローチを始める。ミンの気持ちに動かされ、二人は付き合い始める。しかし、七恵には、誰にも言えない家族の問題を抱えていた。

日本の若手実力派ナンバー1の宮崎あおいと、韓国の期待の新星、イ・ジュンギ共演の日本と韓国を結ぶラブストーリー。監督はこれがデビュー作となるハン・サンヒ、主題歌を森山直太朗が歌う日本・韓国合同作品。日本と同様、韓国にも恋にまつわるジンクスや言い伝えがたくさんあり、特に、初雪の日は大切なのだそう。徳寿宮、石垣道が出てくるが、ここを歩いたカップルは別れてしまうと言われている。果たして七恵とミンは…?京都でのシーンは、清水寺、松尾大社、桂川、渡月橋など、名所がたくさん登場するが、旅番組とはひと味違った風景が写し出される。韓国人監督から見た日本の美しさが、全編を通してちりばめられている。

オイディプスの刃

解説

複雑な血縁関係の家族の愛憎劇を三兄弟を通して描く。赤江瀑原作の同名小説の映画化で、脚本は「夜叉」の中村努と成島東一郎の共同執筆。監督は「青幻記 遠い日の母は美しく」の成島東一郎、撮影は「スタア」の杉村博章がそれぞれ担当。

あらすじ

山口県下関の旧家、大迫家では、刀の収集を趣味にし名刀・次吉を所有する家長、大迫耿平、大迫耿平と先妻の子として生まれた大迫明彦、耿平の現在の妻でラヴェンダーの香水づくりに思いを入れる大迫香子、彼女の連れ子である駿介、耿平と香子の間に生まれた大迫賢治、耿平の妹で先の結婚生活に破れた雪代が暮らすという複雑な人間関係が渦巻いていた。毎年、夏になると次吉の手入れのため研師、秋浜泰邦が大迫家にやって来た。彼は数年前から香子と秘かに関係を持っている。ある日、泰邦が次吉で斬殺された。それを知った香子も命を絶つ。その直後、二人の死の真実を覆い隠すかのように耿平も自殺した。雪代の頑強な主張により、明彦と剛生は大迫家に、駿介は香子の実家に引き取らせることになった。だが、剛生は家を飛び出し行方をくらます。月日が流れ、調香師となった明彦は新婚旅行で南フランスのグラースにいた。彼はそこで、香水王デュロンの秘蔵っ子で安村憲夫と名乗る男と出会う。顔も声も違うが剛生に違いないと確信した明彦は駿介に手紙で知らせた。駿介は京都でスナックを開き、友人ヒロシと起居を供にしていた。明彦は長い研究の末、ついに刀という名の新しい香水を完成させたが、フランスのマルセルが製法のほぼ同じ「KATANA」という同名の香水を発表し、悲嘆にくれた。駿介は警察に没収されたはずの次吉を持った明彦を刀剣愛好会場の門前でつかまえた。駿介の詰問に明彦は告白する。殺人事件の日、耿平は次吉を蔵に戻し、泰邦と香子の二人の血を付けた別の刀で自決したのだった。次吉に異常な執着を示す俊介に気押され、明彦は一晩だけ刀を貸した。ヒロシは泰邦の弟であることを告白する。彼の祖父は次吉が妖刀だと看破し、魔性を封じこめるようとした研師だった。その時、剛生から電話があり、彼は駿介にホテルまで来てほしいと告げる。安村はやはり剛生で「KATANA」の製作者だった。剛生は殺人事件の真相を駿介に語る。香水に酔い、次吉に魅せられた幼き駿介が無意識のうちに泰邦を殺害してしまったと。そして、息をひき取った。先を越された問題の香水の件で、カッとなった明彦が刺したのである。明彦が雪代と一緒に善峰寺へ向かったと知った駿介は後を追った。次吉で明彦を斬り、湯殿にいた雪代を引きずりだす。刀を突きつけられながら、雪代は告白した。泰邦と香子が愛し合っているのを嫉妬した彼女は、泰邦をだまして関係し想いを遂げたのだ。偶然その現場を駿介が目撃した。泰邦は母を裏切った、それが彼の潜在的殺意だった。悲劇のもとを作った雪代が安閑として生きている。許せないと俊介は次吉を振りおろした。