3月31日の公開初日に、なんとか今年のアカデミー賞作品賞を受賞した『ムーンライト』を観に行けた。
英国ロイヤル・バレエ団の『ウルフ・ワークス』と悩んだが、ブラック×ゲイ×マイアミを題材にした映画を私が観んで誰が観るっっっ!!!(別に、そんなに縁は深くない)と鼻息荒く公開を待っていた作品なので、ムーンライトを選択。
ちなみにご縁とは、単にマイアミに行ったことがあり、黒人とデートしたよ!ってだけです。ズコッ
マイアミビーチを2人で歩いて、その夜は月の光が綺麗で、まさにビーチが蒼く光っていたのだ。その情景があまりに美しかったので、写真に収めず、心に留めておいた。2度とここに来ることはないだろうと1人で勝手におセンチになっていたなー。
さて、初日だからか、上映終了は0時を超えるのに、ほぼ満席。アカデミー賞ってすごい。賞のこと誰も気にしてないと思っていたら(笑)
著名人のコメントを見ると、くっさいフレーズが並んでて、どんな作品かしら〜んと楽しみにしていたものの、蓋を開けて見ると、ロマンティックなピュアラブストーリーなのよね。そして、ゲイ映画あるあるがここにも!!!という。忘れられない夜ってそういうことなの〜〜〜っと椅子からズッコケそうに。まぁ、ブロークバックマウンテンも、同じようだったね。ほんと、あるあるです。
後半はロマンティックとロマンティックがぶつかり合って、スクリーンからロマンスが大洪水。私もかつて持っていた、大人の男性への憧れとか、好きな男子への期待というものが詰まりに詰まった作品。
もっかい言うけど、笑っちゃうほどロマンティックだよ。
LGBTの映画をあまり観たことがない人からすると、新鮮に映るかもしれない。あまり同性愛の激しい描写はなくて、これなら苦手な人もいけるかしら?と思いきや、観客の中には上映後、嫌悪感丸出しの人もいて、2時間ご苦労様って肩を叩いてあげたかったわ(笑)お金払って、貴重な時間使って、そんな気分になるなんて本当にお気の毒。映画ってなかなか席を立てないのよね〜それはわかる。ラ・ラ・ランドも途中で見切りをつけられなかったし。
だけど、そんな方達がその作品に触れることはないだろうけど、去年の映画祭で上映された『パリ05:59』という映画の破壊力はこんなもんじゃないぜいっ!ムーンライトはとても優しいピュアなストーリーじゃないかっ!!LGBT映画の表現って、別次元というかもっとぶっ飛んでるんだからっっ!!!!ぜぇぜぇ
音楽は、事前にサントラを聴きこんでしまったが、映画で聴いても静謐で詩的な空気を見事に作り出していて、大好きな旋律。これを聴きたいがためにリピートするつもり。俳優陣もハンサム揃いで上がる。
取り留めなく書いているが、感想は頭の中でまとまってないし、まとめるつもりもないんだなーこれが。この作品は感性で見たらいいんじゃないかしら?という言い訳で締めくくってみた。


