先日ご紹介した、

 

「父親の死の責任が自分にある」

 

と自分を責め、自分に対する怒りから部下や他のスタッフにやさしくできない女性管理職の方は、

 

2回目のセッションでは自分への怒りから、やさしくなれないどころか、

 

 「私が追い越されるという恐怖」

 

により、無意識にスタッフの成長を阻害する行動を取っていたことに気付きました。

ご本人も愕然とされていました。


 

お父様は大きな手術をされた後、合併症でお亡くなりになられました。

そのリスクの高い手術をする決心がなかなか出来ないお父様の背中を押したのが彼女だったそうです。

 

「私があんなことを言わなければ・・・」

「私の判断は明らかに間違いだった。」

 

と、彼女はお父様の死に接したときから5年以上もご自身を責め続け、

「本当に私はバカだ、何であんなことをやったんだ・・・」

と、自分への怒りをずーっと抱えて生きてきました。

 

初回セッションでは、『お父様の死』という話もなかなか出てきませんでした。

出てきた後も、

「死に関して自分に怒りを感じる、でも詳細はよく覚えていない・・・

辛過ぎて思い出せない・・・」と頭を抱えてました。

 

ショックが大きすぎて記憶を固く封印していたようです。

 

 

「私が父に手術を勧めなければ父は生きていた」、という事実から

 

私の判断は間違っている

 

というルールを作ってしまったんですね。

 

お父様がお亡くなりになるまでは、一生懸命仕事に取り組み、評価もされてきました。

もともと人当たりが良く、チャーミングな方なので、同僚からも部下からも評判が良かったようです。

 

ところが、お父様が亡くなられた後から、

仕事である程度以上の責任が伴う判断をすることが恐くなり

(自覚はなかったようです。セッションをしていく中で気付かれました)、

保守的になり、自分の成長をストップさせていました。

 

自分の成長を止めてしまったため、部下や周囲が前向きに成長していこうとする姿が、今度は「脅威」になりました。

 

「私が立ち止まっていると、成長した部下が私に追いついてしまう、

いや、追い越してしまう・・・」

 

いつしかその思考が、

 

「アドバイスをお願いされたら、(自分も難しいような)理想論を述べて相手に『難しい仕事だ』と感じさせ、簡単に仕事が終わらないようにする」

 

「有用な情報や資料を持っていても『私だって苦労してこれをモノにしたんだから』と考え、『皆の成長のため』となかなか渡さない」

 

という行動になっていました。

 

驚きですね!   

 

 

「感情の抑圧」は、思わぬところで顔を出してトラブルを引き起こしますが、

なかなか自分では気付けず、やっかいです💦

 

あなたには抑圧している感情はありませんか?

お気軽にご相談くださいね。