今回のホテルは、
口コミが賛否両論なので不安だったが、
やはり口コミは的確。
半狂乱でホテルの悪口を書きなぐる方もいたが、まあ、それも的確。
だからと言って全てを否定するわけではない。
大きな心で包みたい。
それこそがバカンス。土砂降りだがなぁあ!
このホテルは、目の前は海だが、周囲の三方向が岸壁に囲まれているため、まずこのホテルに行くにはボートで行くしかないという超・変態ホテル。
クラビ空港から45分ほどでNoppharat Thara Pierという寂れた埠頭に来て、そこから小さなボートに乗ってホテルに向かう。
つまり空港から埠頭まで車の手配が必要になるわけだ。
そしてホテルに向かうボート。海が静かな時ならば問題ないだろうが、雨季に来てしまった私たちにはただの恐怖しか与えられなかった。
死の恐怖さ。
そう、ボートは殺人的に揺れに揺れるのだぁ!!
そう、ボートは殺人的に揺れに揺れるのだぁ!!
15分間殺人ボートにしがみつくと、ホテルからまっすぐに突き出た浮き桟橋に到着する。
この浮き桟橋を歩く恐怖。
なんとか船から降りても、波が来るたびに桟橋が1m近く波を打ち、まともには歩けない。
恐ろしくて仕方ない。
波が来るとポールに捕まり、過ぎると進み、また波が来るとポールに捕まり、と繰り返し、
海に投げ出されないようポールにしがみつきながら、少しずつ進む。
このホテル、お年寄りと子供は死んでしまうぜ!
このホテル、お年寄りと子供は死んでしまうぜ!
しかし、周りが絶壁なだけあり、秘境の景観。プライベートビーチがあり、プールがある。
レストランは洋風レストランが2つと日本食レストランが1つ。
非常に時間がかかる。
唯一、施設案内担当のスタッフは親切に対応してくれたが。
何度かカウンターに行ったが、スタッフは黙々と働いていて、これほど笑顔のないホテルも珍しい。ホテルに自信と愛着がない現れかもしれない。
部屋も4部屋のうち、準備できているのが1部屋。他の部屋が準備でき次第電話するという。
全く信用していなかったが、ちゃんと電話して来たのには驚いた。
ホテルのピピ島のツアーを24,000Bで事前に申し込んでいたが、直前の埠頭で10,000Bでツアーの予約が入れられたため、ホテルのツアーをキャンセルした。
ツアー担当のスタッフは、何を言っても「ア?」「ア?」と聞いてくるので、さすがに「ア?」と言うなと叱った。
ホテルの部屋はログハウスのように、山間部に点在し、しかもその部屋までの移動が長く、かなりの登り道なので非常に疲れる。これでバギーが使わせてくれないというのだから驚きだ。
しかも、これだけ山の上に上っても部屋からは木しか見えない。不条理の塊だ。
ようこそ、我が人生へ。