「売れる写真」はこう撮る! スマホでOK、作品が際立つ撮影テクニック集 | ゆるふわハンドメイド

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ハンドメイド作家を目指す人、ハンドメイドが好きな人のためのブログです。好きで、得意なことで輝きたい貴女を応援します!

ハンドメイド作家さんの作品って、ひとつひとつに「想い」が詰まっていますよね。
でも、ネットショップやSNSでその魅力を伝えるには、「写真の力」が欠かせません。

実は、“売れるかどうか”は、作品そのものの良さだけでなく、写真の印象で大きく変わります。
今日は、プロのカメラを持っていなくても大丈夫!
スマホひとつでできる「作品が際立つ撮影テクニック」を紹介します。


1.自然光を味方につける

まず大切なのは「光」です。
スマホ撮影で一番きれいに写るのは、**自然光(太陽の光)**を使ったとき。

おすすめは、午前10時〜午後2時ごろの柔らかい日差しが入る窓際
カーテン越しの光がベストです。
直射日光は影が強く出るので、レースのカーテンなどで光をやわらげると◎。

もし曇りの日なら、それもチャンス。
曇り空の光は拡散され、作品の質感や色がやさしく引き立ちます。


2.背景は「引き算」で考える

ついお気に入りの雑貨や花を並べたくなりますが、主役は「作品」です。
背景がごちゃごちゃすると、作品の印象がぼやけてしまいます。

基本はシンプル。
白い布、木の板、クラフト紙など、自然素材の背景が人気です。
作品の世界観に合わせて「ナチュラル系」「モノトーン系」など統一感を持たせましょう。

ハンドメイドアクセサリーなら白背景が上品に、
レジンやキャンドル作品なら木目が温かみを演出してくれます。


3.アングルで“ストーリー”を作る

どんな角度から撮るかで、作品の印象はがらりと変わります。
ハンドメイド作品の撮り方でおすすめなのはこの3パターン。

  • 真上からの俯瞰撮影:全体のバランスやデザインを伝えたいときに。

  • 斜め45度:立体感が出て、商品が“リアルに見える”角度。

  • 目線の高さ:作品が人の暮らしに馴染む雰囲気を出したいときに。

複数カットを撮って、作品の魅力を立体的に見せるのがコツです。


4.「明るさ」と「色味」は編集で整える

せっかく撮ったのに、暗かったり青っぽかったりすること、ありますよね。
そんなときは、スマホの「編集」機能を使いましょう。

明るさ(露出)を少し上げて、色温度を少しだけ暖かめに調整するだけで印象が激変。
ただし、やりすぎ注意。実物と色が違ってしまうと、購入者の信頼を損ないます。
「実物に近く、少しだけ明るく」を意識しましょう。


5.小物は「世界観」を引き立てる程度に

小物を添えるなら、「作品の雰囲気を邪魔しないもの」を。
アクセサリーならドライフラワー、布小物なら木製トレーなど、
**世界観を補う“引き立て役”**を選びましょう。

たとえば、ハンドメイドピアスなら「身につけたとき」を想像できるように、
イヤリング台紙やシンプルなアクセサリースタンドを使うのもおすすめです。


6.構図の黄金比を意識する

スマホのカメラ設定で「グリッド(縦横の線)」を表示させてみてください。
被写体を線の交点に置くと、バランスがよく“売れる写真”になりやすいです。

構図のコツは、「余白を残す」こと。
作品を画面いっぱいに詰め込まず、少し空間を作ることで“高級感”が出ます。


7.定番の「撮影セット」を作っておく

撮影のたびに背景や光を探すのは大変。
そこでおすすめなのが、自分専用の撮影コーナーをつくること。

100均のリメイクシートや白いボードを使えば、
いつでも同じ環境で撮影でき、ブランドの統一感も生まれます。


8.最後に:写真は「もうひとつの作品」

ハンドメイド作家にとって、写真も大切な「作品の一部」。
作品の魅力を伝えるのはもちろん、作り手のセンスや世界観までも映し出します。

少しの工夫で、スマホでも「プロっぽい写真」は必ず撮れます。
自然光と構図を意識して、あなたの作品がもっと多くの人に届きますように。