先日、とある作家さんとZOOMコンサルをしていました。
「たまに
自分が下手すぎてへこたれそうになります。
まわりが上手くみえて仕方ないから他の作家さんの作品ははあんまり見れないです」
「大丈夫、気のせいだから、人と比べても意味ない」
「みんな同じく思ってるんですよね」
「そうかもね」
「イベントでは私も、うまい、すごいと持ち上がられますが実は内心びびってます」
「 でも、作家さんを競争相手とは思っていない人は多いよ」
「同じジャンルでもだよ」
「どうしてですかね?」
「作品だけで比べても意味ない」
「でもアクセサリーの人たちはなんか競ってる感ありますよ。バチバチバチーって感じです」
「それは、作品でしか違いを出せないと思っているからだよ」
「なるほど」
「同じもの売ったって、売れる人は売れるし、売れない人は売れないんだよ。」
「あるある」
「 だから、作品じゃないんだよ」
「売れる理由は」
「すっごい下手な羊毛の人いましたけどめちゃ売れてました。たぶん、その人が人気なんですよね」
「上手いから売れるわけじゃないし、そうそう、人なんだよ結局。」
「うんうん」
「ハンドメイドはとくにどんな人が作っているかが重要」
たった一つの顧客心理
自分の作品が競合と比べて、勝っているものがないから、どれだけ頑張って売ろうとしても売れない・・・。
あなたはこんな風に思っていませんか?
または、
「同じような作品が山ほどあるから売れない。」
「価格が高いから売れない」
と思っていませんか?
もし、これが本当なら、WEBであれ実店舗であれ売上げをあげることなんてできなくなってしまいます。
何か作品を売ろうとした時に、ただ、その作品の特徴だけを伝えようとしていませんか?
もし、そうだとしたら、思ったように売れずに悩んでいることでしょう。
作品を手に入れた後の未来像 >>> 作品の特徴
お客様が何かモノを購入する時は、作品そのものを求めているわけではありません。
その作品を実際に使っている姿や状況をイメージして、そのイメージが現実のものになることを求めているのです。
未来をイメージさせよう
私は先日、池袋西武にスーツを買いに出かけました。
「どのスーツが良いかな」と思いながら見ていたら、ふと、ある商品の前で足が止まりました。そこには、モデルの人が実際にそのスーツを着ている写真が置いてあったのです。
その写真を見て、「自分もこのスーツを着たらカッコ良く見えるかもしれない」というイメージが湧き、試着をして、購入していました。
このように、ただ、ハンガーにかけられたスーツがキレイに並べられていよりも、マネキンや写真を効果的に使って、「実際にそのスーツを着るとどのように見えるのか?」を見せてくれる方が、購買意欲は遥かに高まります。
イメージがし易いんですよね。
作品を魅力的に見せるには、作品そのものよりも、その作品を手に入れた後のイメージをより良く伝えられるように考えてみて下さい。
信用されること
また、作品を手に入れた後の未来像以外にも、お客様が作品を購入するときの判断指標として欠かせないものがあります。それは「信用」です。
やっぱり、人を見て信用できそうな人から買うことです。
人は「買ってよかった」を求めているのです。