土曜日の明け方3時25分、実家のBennyが虹の橋へお引っ越ししました。

数日前からちょっと息が荒いときもあり、母が一緒に寝て様子を見ていたそうです。寝不足を心配した父が金曜日の夜は様子を見ていましたが、寝ていた母も2時過ぎに目が覚め、様子を見ると肩で息をしながら家のなかを歩いていたそうです。そのまま二人で見守っていると、自分から横になり、苦しそうにすることも、もがくこともなく、静かに息を引き取りました。あまりにも静かで、あまりにもそれが自然であるかのように逝ってしまったので、心臓が止まったのが分かったとき、母はその瞬間何が起きたかわからずに涙も出なかったの、と電話先で泣いていました。
 
心臓がよくないことがわかったのが昨年の8月。でも見えて体調が崩れることが出てきたのは今年に入ってから。でも前日の木曜日にも病院に行って注射をし、お薬をもらってきたばかりでした。
金曜日もご飯も食べて少しだけれどお散歩もして、まだ急な心配はいらないと思わせる状態だったそうです。他の子たちみたいに18,19年は無理だろう、ある程度の覚悟はできていた、でもまだお別れの準備はできていなかった。14才の誕生日まであと2ヶ月でした。
 
寝ているように横たわるBennyを何度も撫でて何度も声をかけてもね、お返事してくれないのですよ。触られるのが嫌いだった手足を触っても怒らないの。泣いてお願いしてるのに起きてくれないの。約10日前にあんなにご機嫌で一緒に秩父に行ったのに。まさかあれが最後になるなんて。
土曜日の午後、お空へ旅立つベニーを見送りました。

両親は、特に母は自分たちを責めています。こうしていれば、ああしていなければ。でもね、ベニーは両親の愛情をこれでもか、というほど受けていました。毎日お店にも一緒に出て、たくさんのお客様にも可愛がってもらって。ベニーは幸せだった。だから、今はまだまだ無理だと思うけれど、自分達を責める必要はない、と思えるようになって欲しい。

5月2日に行った秩父で。

お家に帰った後は大好きなおしりナデナデ
疲れたのでひと休み

ベニちゃん、寂しいよ。もうお尻ナデナデできないね。チューもしてもらえないんだね。Vさんとのバトルも見られないんだね。
今年は母に虹色のカーネーションを選んでいたのだけれど、まるでベニーが虹の橋から贈るようにアレンジをしていたみたい。

可愛い可愛いベニー。ありがとう。ずっとずっと大好きよ。