エリカラ・コレクションに最新作が加わりました。つばの長さが非常に良いようです。
って、エリカラの紹介じゃなかった。自分のためのメモの意味もあるので、かなり長いです。
土曜日、Vincentは歯の手術を受けてきました。4時間10分、とっても頑張りました!
Vincentの犬歯は4本全て先端がカットされています。でも食べることや遊ぶことにも不便していなかったし、口臭や出血などもなかったので、特に気にはしていませんでした。しかし、カット面に歯髄が露出していて処置をしなかった場合、歯髄が腐るだけでなくその奥の歯根もだめにしてしまい、そこからまた...という恐れがあることがわかり、きちんと診てもらうことにしました。
お口の中を静かに診させてくれるわんこだと、まず視診で状態を確認して処置方針を計画できますがVincentは無理。また、4本も犬歯カット済みということでどちらにせよ何かしらの処置が必要であろうということで、最初から麻酔を使用することになりました。
麻酔といっても使用する麻酔は弱いタイプ。歯髄の処置自体は痛いものではないけれど、一本ずつの処置なので弱い麻酔で時間をかける。歯髄は既にダメになっているはずなので全て掻き出して、そこに抗生物質を注入。最後に露出面をレジンで覆う。
OK、イメージとしては強めの鎮静剤で楽にしてちょっと長めの処置ね、大丈夫、と病院を後にしました。
家に戻りお昼ご飯を作っていると病院からの電話が。手術開始から45分、何が起きたのかどきどきしながら電話に出ると、
「レントゲンを見てみたら2本が歯根の先まで腐っている。歯を残すには腐った骨を削る必要があり、その為には麻酔も強いものに変更、手術時間も延びる(+費用もアップ)。それか抜歯をしてしまうか。」
電話口での決断なので、脳みそグルグル回転させました。おそらく抜歯してしまえばそれで終わりかもしれないけれど、でも残せるのであれば残してあげたい。残す方を選びました。
そこからは何にも手が付きません。手術時間が延長するとのことだったので、16時30分に電話をして無事手術が終了したことを確認。18時30分過ぎにお迎えを、と言われました。
病院には18時30分に着きましたよ。でも感動の再会の前に先生から説明を受けました。
4本のうち、左下の犬歯は歯髄が露出していなかったので処置不要で済んだ。
残り3本は歯髄の露出があったのでその処置。
また、3本とも歯根の方まで腐っていたので、右下の犬歯は顎の下を、上顎の2本は口腔内(歯茎の上の方)を切開し、腐った骨の周りを削り、そこに人工骨を入れた。
口腔内の縫合は自然に溶ける糸で、顎の糸は後日抜糸。
手術の内容は以上の通りです。レントゲンや処置の写真などを見ながらの説明だったので、素人にもわかりやすかったです。と同時に本当にVincentはよく頑張ったなぁ、と心が締め付けられました。
その後に、術前に行った血液検査等の結果。
「一言、問題ないです!」
検査結果の数値は一項目を除いて正常範囲内。その一つも何も心配するものではないとのこと。レントゲンにて、気管が少し細いことがわかりましたが、太らないようにすれば大丈夫とのことでした。心臓も肺も肝臓とかもOK。健康です!
看護士さんがパラボラVincentを連れて来てくれました。大暴れはしておらず、しっぽだけ高速パタパタ。頑張ったね。Vincentのぬくもりを感じられることに感謝しました。
さて、お家に帰ってからが重要です。
注意点:
縫合部が取れていないか一日一回チェック
顎は一目瞭然だけれど、口腔内が見づらいの~。
歯茎と上唇の境目辺りでめくっても陰になってしまう...。
エリカラは24時間装着
一度も外していません。
不思議なことにまだ外そうとしていません。
お薬:
抗生物質は2週間効果のあるものを注射してある。
2週間後、一発で2週間OKの注射or毎日服用の錠剤。
痛み止め錠剤は一日一回。朝あげます。
ビーフ・フレーバーと看護士さん言っていました。問題なくそのままウマウマ。
ご飯:
手術当日の夜ごはんだけはいつものフードをやわらかくして。
翌日からはカリカリOK。
やわらかフードは顎の傷が濡れると困るのでスプーンであげたら上手に食べました。
カリカリは、いつものお皿に入れていつもの台に置いたら、エリカラのつばが邪魔になって届かない。手であげましたがやたらとがっつくのでボロボロぼろぼろ。床に置いてみたら、器用に一人で食べました。
お水はもともとペットボトルから飲むのでちょうど良かったです。
お散歩や運動:
2~3日は激しい運動はNG。
術後翌日(日曜日)はお散歩なし。さすがに一日中寝てました。
月曜日は突然元気が戻り、気が付くとお気に入りボールを咥えてた...なんとご器用な。でもね、残念、ボール撤収。昼間と夕方、ゆっくり&短めお散歩。
こんな感じでいつも通り伸びて寝ていました。よかった。
さてさて今回の手術費、20万円弱也。あ~、保険入っていてよかった...。70%カバーにしておいてよかった...。全額自腹だったらこれからお塩なめて生活しなくちゃいけないところでした(え?誰?せっかく痩せるチャンスだったのに、とか言ってる人
)。もちろん保険がなくても頑張ってかき集めますよ。でもね、でもですね、やっぱり保険、助かるわけです。
とにもかくにもVincent頑張りました!ご心配くださった皆様、ありがとうございました。引き続き、状態はアップしていきたいと思います。