皆さまこんにちは。
7月は、日本でも雹をともなう嵐があり不安定な天気の日が多かったように感じます。
ボジョレーでも7月10日に広い範囲で雹が降り、一部の地域では大きい影響があったとフランスのボジョレワイン委員会から発表がありました。
マヴィのボジョレー生産者のランポンさんとシュブランさんに現地の様子を聞いてみると、やはり2人の畑でも遅霜や雹による収穫量などへの影響がありそうです。
<ランポンさんからのお便り>
春から初夏にかけて暑さと乾燥が続いた影響で、今年のぶどうの生育は早く進んでいます。
7月初旬に雹が降った影響で、一部のぶどうに被害が及びました。
そのため、収穫量は例年より若干下がる見込みですが、とても質の良いぶどうができています。
9月初旬には収穫して、仕込みに入れるのではないかと思います。
6月初旬に生産者訪問ツアーで日本の皆さまにワイナリーを訪問して頂きましたが、とてもいい思い出として心に残っています。
※写真は6月の訪問時の様子
親愛を込めて アンドレ ランポン
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<シュブランさんからのお便り>
4月末に酷い遅霜があった影響で、収穫量のおよそ3分の1がダメージを受けました。
その後、春から初夏にかけてとても暑くなり、乾燥した気候が続いています。
7月末現在、ぶどうの生育は例年より早く進んでいるので、このままいくと9月に入ってすぐに収穫を始めるくらいになりそうです。
とても健康なぶどうが育っています。
ちょうどつい先日、20mmほどの降雨がありましたが、これが果実にとってとてもいい影響をもたらしました。
ずっと晴天が続いていたので、この雨がなければ乾燥に耐えられなかったと思います。
これからますます実が熟していきますが、その過程をみなさんにも随時お知らせします。
今のところ、種が赤くなり始めてきているのが観察されました。
現在の状況から判断すると、量はやや少ないながらも、質の高いぶどうができると期待しています。
シュブランより
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2017年は4月に遅霜の影響があったものの、春から初夏にかけて気温が上がったためぶどうの成長が早いようです。
9月上旬の収穫は、天候にとても恵まれた2015年と同じくらい早い時期になります。
7月の雹で収穫量が減ってしまう恐れがありますが、ぶどうの出来は今年も期待ができそうです!
自然が相手では仕方のないこととはいえ、7月の雹のニュースはマヴィでの心配の声が上がりました。
ですがランポンさん、シュブランさんからの明るい近況にほっと安心。
皆さまもどうぞ今年のボジョレーの様子を見守っていていただければと思います。
マヴィスタッフO
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