皆さま、こんにちは。
ただいまマヴィスタッフが世界最大のオーガニックワイン見本市「ミレジムビオ」に参加するため、ヨーロッパに出張中です!
赤坂店店長の野口がフランスから皆さまにレポートをお届けいたします。
(前回の様子はこちら)
ただいまマヴィスタッフが世界最大のオーガニックワイン見本市「ミレジムビオ」に参加するため、ヨーロッパに出張中です!
赤坂店店長の野口がフランスから皆さまにレポートをお届けいたします。
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※レポート中に出てくるワインのヴィンテージは現在取り扱い中のものと異なる場合がございます。ご了承ください。
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新幹線でフランスのブルゴーニュ、ニュイサンジョルジュにあるペルチエ家を訪問しました。
到着したこの日はベルギーからのお客様40人を迎えて対応しないといけないとのことで大忙し。
ペルチエ家のワインは国内の個人顧客で95%が無くなってしまう貴重なもの。なのでわざわざ蔵元まで足を運ぶお客様も多いのかもしれません。
まずはカーブに案内してもらい、試飲をさせて頂きました。
樽から直接まだ仕上がる前のワインを試飲させて頂いたあと、ボトルの試飲に。
最初に出て来たのはアリゴテ白2015。
その後オートコートドニュイ白の2015、ブルゴーニュ赤、ヴィエイユヴィーニュ赤の2015と続きます。
2015年は天候の良さが表れたとても明るい味わい。
当主のアルノーさんの奥様も言ってましたが、まさに「ソレイユ」=フランス語で「太陽」の味わいです。
その後オートコートドニュイ赤2014、コートドニュイヴィラージュ2013、さらに上のクラスのニュイサンジョルジュ2013と続きます。
上のクラスになるにしたがってどんどんエレガントさが増して行きます。やっぱりペルチエ家のワイン、圧巻の美しさ!
先ほどの2015年と比較すると年の味の違いをはっきり感じます。2014年は2015年に比べて酸味がしっかり出ていて、奥様いわく、これこそまさにブルゴーニュらしさが表現された味わいなのだそう。
そしてショッキングなお話もありました。昨年の2016年はかなり天候が難しく、何と80%のぶどうがダメになってしまったそうです。残ったのはたったの20%のみ。
自然を相手にしているとはいえ、その過酷さに言葉も出ませんでした。
最後にニュイサンジョルジュ1級畑クロデザルジリエールを試します。
このワインのぶどうの樹は、なんと85年にもなるお爺ちゃん。
樹齢が高すぎてもう種が出来ないのだそう。そのため種からのタンニンは無く、皮からのみで、その為このように上質のシルクのような、柔らかな味わいになるのだそうです。ため息の出るエレガントさ。
試飲を終えて、畑の見学に連れて行ってもらいました。
ブルゴーニュの畑はやはり寒い!
でも当主のアルノーさんは
「今年の冬はかなり寒いけど、それがぶどうにとってはすごく良い。去年は寒くなかった。今年はこのまま良い仕上がりになることを期待しているよ。」
とのこと。
そう聞くとこの寒さも何だか嬉しいですね。寒いですが。
まずは先ほど試飲したクロデザルジリエールの畑、85歳のお爺ちゃんの樹です。
その後はこれから新しく生まれる1級畑のワイン、クロドアローとアルジリエールの畑も見学。アルジリエールの樹はまだ6ヶ月の赤ちゃんなのでワインになるのは先ですが、クロドアローは1、2年後にはリリースできる予定だそう。
「すっごいワインが出来るよ!」
ワクワクした様子で話すアルノーさんを見ていると、こちらも本当にワクワクします。楽しみ。
オートコートドニュイ、ブルゴーニュの畑も案内してもらい、最後にコートドニュイヴィラージュの畑へ。
何とここには92歳になる樹がありました。
「このあたり一帯は90年から92年の樹だよ。」
高さは小さいですが幹が太く、何とも堂々とした風貌で立っています。
「彼女は本当に美しいだろう?本当に小さい粒、そしてすごくすごく少ないジュースしか取れない。ほとんどが皮。でも素晴らしい味わいを生むんだ。」
そう愛おしそうに樹に向かって話すアルノーさん。
アルノーさんとは今までにも何度かお話していますが、その度に感じるのはワイン造りへの熱い思いと、本当にワインが好きでたまらないんだなぁということです。
今回一緒に食事をした時も一番たくさん飲んでいました。しかも一番美味しそうに(笑)。開けるボトルもエンドレス…。
樹齢90年の樹なんて通常はありえません。
なぜなら若木に植え替えた方が沢山量が取れてその分ワインもたくさん造れるからです。
ブルゴーニュのオーガニックワイン、しかもこれだけの腕があれば売り先はいくらでもあるでしょう。でもアルノーさんはそれをしません。
ぶどうの樹、畑を本当に大切にしているのが話だけでなく、何気ない振る舞いから自然と伝わって来ます。
そんなアルノーさんが手掛けるワインを預かって皆さんにご紹介出来る、その喜びを改めて感じた一日でした。
到着したこの日はベルギーからのお客様40人を迎えて対応しないといけないとのことで大忙し。
ペルチエ家のワインは国内の個人顧客で95%が無くなってしまう貴重なもの。なのでわざわざ蔵元まで足を運ぶお客様も多いのかもしれません。
まずはカーブに案内してもらい、試飲をさせて頂きました。
樽から直接まだ仕上がる前のワインを試飲させて頂いたあと、ボトルの試飲に。
最初に出て来たのはアリゴテ白2015。
その後オートコートドニュイ白の2015、ブルゴーニュ赤、ヴィエイユヴィーニュ赤の2015と続きます。
2015年は天候の良さが表れたとても明るい味わい。
当主のアルノーさんの奥様も言ってましたが、まさに「ソレイユ」=フランス語で「太陽」の味わいです。
その後オートコートドニュイ赤2014、コートドニュイヴィラージュ2013、さらに上のクラスのニュイサンジョルジュ2013と続きます。
上のクラスになるにしたがってどんどんエレガントさが増して行きます。やっぱりペルチエ家のワイン、圧巻の美しさ!
先ほどの2015年と比較すると年の味の違いをはっきり感じます。2014年は2015年に比べて酸味がしっかり出ていて、奥様いわく、これこそまさにブルゴーニュらしさが表現された味わいなのだそう。
そしてショッキングなお話もありました。昨年の2016年はかなり天候が難しく、何と80%のぶどうがダメになってしまったそうです。残ったのはたったの20%のみ。
自然を相手にしているとはいえ、その過酷さに言葉も出ませんでした。
最後にニュイサンジョルジュ1級畑クロデザルジリエールを試します。
このワインのぶどうの樹は、なんと85年にもなるお爺ちゃん。
樹齢が高すぎてもう種が出来ないのだそう。そのため種からのタンニンは無く、皮からのみで、その為このように上質のシルクのような、柔らかな味わいになるのだそうです。ため息の出るエレガントさ。
試飲を終えて、畑の見学に連れて行ってもらいました。
ブルゴーニュの畑はやはり寒い!
でも当主のアルノーさんは
「今年の冬はかなり寒いけど、それがぶどうにとってはすごく良い。去年は寒くなかった。今年はこのまま良い仕上がりになることを期待しているよ。」
とのこと。
そう聞くとこの寒さも何だか嬉しいですね。寒いですが。
まずは先ほど試飲したクロデザルジリエールの畑、85歳のお爺ちゃんの樹です。
その後はこれから新しく生まれる1級畑のワイン、クロドアローとアルジリエールの畑も見学。アルジリエールの樹はまだ6ヶ月の赤ちゃんなのでワインになるのは先ですが、クロドアローは1、2年後にはリリースできる予定だそう。
「すっごいワインが出来るよ!」
ワクワクした様子で話すアルノーさんを見ていると、こちらも本当にワクワクします。楽しみ。
オートコートドニュイ、ブルゴーニュの畑も案内してもらい、最後にコートドニュイヴィラージュの畑へ。
何とここには92歳になる樹がありました。
「このあたり一帯は90年から92年の樹だよ。」
高さは小さいですが幹が太く、何とも堂々とした風貌で立っています。
「彼女は本当に美しいだろう?本当に小さい粒、そしてすごくすごく少ないジュースしか取れない。ほとんどが皮。でも素晴らしい味わいを生むんだ。」
そう愛おしそうに樹に向かって話すアルノーさん。
アルノーさんとは今までにも何度かお話していますが、その度に感じるのはワイン造りへの熱い思いと、本当にワインが好きでたまらないんだなぁということです。
今回一緒に食事をした時も一番たくさん飲んでいました。しかも一番美味しそうに(笑)。開けるボトルもエンドレス…。
樹齢90年の樹なんて通常はありえません。
なぜなら若木に植え替えた方が沢山量が取れてその分ワインもたくさん造れるからです。
ブルゴーニュのオーガニックワイン、しかもこれだけの腕があれば売り先はいくらでもあるでしょう。でもアルノーさんはそれをしません。
ぶどうの樹、畑を本当に大切にしているのが話だけでなく、何気ない振る舞いから自然と伝わって来ます。
そんなアルノーさんが手掛けるワインを預かって皆さんにご紹介出来る、その喜びを改めて感じた一日でした。
(野口)
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