皆さまこんにちは、遠征スタッフOです。
先日無事スペインから日本に帰国いたしました!


さて、生産者訪問記も残すところネヴァド家のみ。
先に帰国する基本コースのメンバーを見送った延泊コースの一行は、
バルセロナから歴史都市コルドバを目指します。


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6月13日


バルセロナからAVE(高速鉄道)で約4時間、
コルドバの町に到着しました。
駅で更にバスに乗り換え、
ドラドオリーヴオイル
生産者ネヴァド家に向かいます。

山道を抜けると、ネヴァドさんたちの住む家と、一面のぶどう畑、
ワインを熟成する倉庫(ボデガ)が見えてきました。

ぶどう畑

ぶどう畑は丘の上に続いており、
ぶどうの実も大きくなり始めています。
地面につるを伸ばしていくぶどうの木は、
やがて地面いっぱいに広がり
収穫直前には人が歩けなくなるほどなんだとか。

ぶどうアップ

植えられているのはペドロヒメネスが90%で、
残りはパロミーノとアイデンという品種です。
おじいさんの世代からずっと植えているので、
特に分けて育てているわけではなく収穫もすべてまとめて行うそうです。

丘を登りきった畑の向こうに、ヴィシャヴィシオサの村が見えました。

ヴィシャヴィシオサを臨む

畑を見学した後は熟成樽が並ぶボデガの中へ。
広い体育館ほどもある建物一面に積み上げられた
樽の数に思わず圧倒されます。

樽

樽いっぱいに入れ空気に触れないようにする
通常のワインとは異なり、
フィーノ(ドラドよりも軽い口当たり)やドラドを
熟成させる樽の上部にはいくらか空間があります。
栓を開けて覗き込むと、フローラ(酵母膜)が見え、
これが空気との間の蓋の役割を果たし酸化を防ぐと共に
ドラド特有の風味を生み出すのです。

ネヴァドさんが長いヴェネンシアを使い、
樽から直接熟成途中のフィーノとドラドを試飲させてくれました。
もちろん濾過する前なので生きた酵母入りです!

ネヴァドさん

きりりとした味わいのフィーノに、更に風味豊かなドラド。
口当たりもよくつい飲みきってしまいましたが、
アルコール度数は16度としっかりめです。

アペリティフ(食前酒)も楽しみ、
お腹も空いてきたところでお待ちかねのランチタイム。
農家民宿をしているという可愛い建物に移動し、
この地方でよく食べられているという
奥様手作りのタパス(おつまみ)をいただきます。

まずはサルモレッホという刻んだトマトやきゅうり、ゆで卵などに、
トマト・パン・にんにく・オリーヴオイルのドレッシングをかけるサラダ。

サラダ

それからハムの肉まきをフライしたフラメンキート、
スペイン風オムレツのじゃがいもが入ったトルティーヤに
イベリコ豚の生ハム、スパイスのきいた煮込み料理など、
フィーノやドラドが進むお料理ばかり。

お肉

トルティーヤ

ちなみにどれもネヴァドさん自慢のオリーヴオイルで
調理されており、揚げ物もあっさりいただけます。
オリーヴオイル100%で揚げたポテトフライなんて贅沢~!
出来上がったお料理の上から調味料のようにオリーヴオイルを
かけていただくとおいしさが更にアップします。

デザートにはやぎのフレッシュチーズに
メンブリージョ(マルメロという果物を使った板状のジャム)を
乗せたものや、オリーヴオイルであっさり仕上げたクッキー、
同じくオリーヴオイルをかけたオレンジのスライス。

デザートのチーズ

クッキー

こちらには甘口のドラドを出していただき、
至福のひとときを過ごしました。

お土産にはネヴァドさんのオリーヴオイルで作った石鹸まで!
ローズマリーが入ってよい香りです。

ネヴァドさんの家はコルドバの中心地はもちろん、
ヴィシャヴィシオサの村からも少し離れているので
昔から庭のハーブを使ってキズ薬などを自家製で作ってきたのだそう。
お母様は本当によくハーブを使うので、
娘さんのカルメンがとうとう分厚いハーブ辞典を買ったのだとか。

ネヴァドさんたちご一家と人懐っこいわんちゃん2匹に見送られ、
生産者訪問はここで終了です。


その後はコルドバの町でフラメンコを楽しんだり、
マドリッドでプラド美術館などを観光したり
(そしてその間にもたくさん食べて、飲んで…)
スペインを満喫して帰国の途へ着きました。

たくさんの出会いとおいしく楽しい時間、
生産者さんたちの温かなおもてなしをいっぱいに感じた訪問ツアー。

次回もぜひ皆さまのご参加をお待ちしています!


マヴィスタッフO ペンギン

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