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みなさま、こんにちは。
6月9日、生産者訪問ツアー3日目はアルルの町から
ほど近いカバニスさんのドメーヌを訪れます。
朝、昨日からツアーのお世話をしてくれているバスの運転手さんに「バスツアーというといろんな観光名所を回ってせかせかしていることが多いけど、このグループはとてもtranquille(トランキル=落ち着いている)だね」と言われました。
確かに前日のドウェル家では3時間の滞在の予定が4時間になったり、そもそも午前中から観光名所をまわるつもりだったバス運転手さんに「みんな徒歩で自由に観光するから昼からで良いよ」と言ってみたりと、いつものことながらかなりフリーダムなこの旅。
「落ち着いていて、とても生活や人生を楽しんでいる豊かな旅だ」と言ってくれて、なんだかちょっと嬉しくなりました。
さて、そんな今日はガール川にかかる水道橋「ポンデュガール」の見学からスタートです。ローマ人が作ったという大きな橋は近くで見ると圧巻!自然も豊かで気持ちのよい水の流れに足を浸けるメンバーもいました。
アルルの町を横に見ながら、ツアーは一路カバニス家がある村へ。
狭い道を進んでいくと、村の入り口にカバニスさんが待っていてくれました。
というのも、普通は農家といえども畑は村の外にあり、家族は村の中に住んでいることがほとんどですが、カバニスさんは自分の畑をいつも見ていたいと、畑のど真ん中に家を建ててしまったのでそこまで案内してもらうためです。
大型バスが通るには狭すぎる道(窓や屋根に木の枝がバシバシ当たります…)を進むと丘の上に一面のぶどう畑が現れました。
バスを降りたみんなで挨拶をしたら、さっそく畑へ案内してもらいます。
カバニスさんは自分でもよく農場見学やワインの試飲会を開催していて、最近はトレッキングも兼ねた2キロのコースを新たに作ったのだそう。
流石に全部回るのは大変そうなので
今日は畑を中心に見せてもらうことにしました。
畑ではもう花が終わり、ぶどうの実がつき始めています。
葉っぱの表面に白い粉がついていてその説明もしてくれました。
オーガニック農法でも、病気対策のためにいくつか
使っても良い薬があります。
それらは全てずっと昔から使われている
自然な原料のものばかりです。
その1つにボルドー液というものがあるのですが、
カバニスさんの畑ではそれも使わず、
硫黄のみで対処しているそうです。
今年のぶどうの様子を訪ねてみると、
今年は順調で今のところは病気もなくとっても良いよ、とのこと。
今年のワインもとっても楽しみ!
丘の一番高いところにある、おじいさんの代から育てている樹齢80年のぶどう畑を見せてもらいながら、カバニスさんが遠くに見える1列に並んだ杉の木を指さします。
「あれは防風のために植えたんだけど、それ以外にも他のオーガニックじゃない畑から飛んでくるものを防いだり、木に集まった鳥が害虫を食べたりととても役に立つんだよ」と教えてくれました。
畑の見学を終え、お待ちかねのランチの時間です!
テーブルクロスと青いガラスの色合いがとっても素敵。
オリーヴペーストやセミドライトマトのペーストを塗ったタルティーヌに
トマトときゅうりのシンプルなサラダやひよこ豆のマリネ、
クスクスを使ったタブレというサラダに生ハムやサラミなど。
シンプルなのにどれもとっても美味しくて、
またワインにも合う~!冷たい白やロゼと楽しみます。
ベーコンが入ったケークサレ(塩味のケーキ、生地がほんのり甘くて
塩気のあるベーコンとの味わいが絶品でした)の後は、
この地方でよく食べられるシェーブルチーズを2種類出してくれました。
1つはフレッシュなもの、もう1つは2~3ヶ月寝かせてたもの。
フレッシュなものはくせも少なくあっさり食べやすく、
寝かせた方は少しだけ黄みがかっててうま味が増していてどちらも
とってもおいしい!こんなシェーブルチーズは初めてです。
果実味のあるコスティエールドニーム赤や、ぶどうが良くできた年に
しか造られないジャルダンスクレ赤と合わせると、
シェーブル独特の風味が口のなかで甘く広がり
たまらないマリアージュ…。
デザートにはとっても可愛いメロンと苺が出てきました。
もうどうすればこんなに甘くなるのだろうというくらい甘~い!!
もう充分すぎるほどいただいたのですが、
私を含めた食いしん坊メンバーは庭になっているアプリコットと
びわを目ざとく見つけ思わず「食べていい?」
カバニスさんがいうにはアプリコットは少し早いかもとのことでしたがフレッシュで美味しく、少し日に当たったびわはセミドライフルーツのようになって甘みが凝縮され本当においしかったです。この木ごと日本にもって帰りたい…。
足元に寄ってくる人懐っこい猫や大きな犬と遊びながら、ゆっくりした時間が過ぎていきます。
気がつけばカバニスさんの周りにメンバーが集まって記念撮影が始まっていました。さすが伊達男カバニスさん!
みんなのカメラで何枚も撮るうちに「はい、チーズ」の代わりに、カバニスさんのワイン名を使った「コスティエールドニ~~!ム」や「ジャルダ~ンスクレ~~!」(伝わるでしょうか…二~~やレ~~で笑顔になるのです)という独自のかけ声も誕生していました。自由。
和気あいあいと楽しい時間はあっという間に過ぎ、後ろ髪を引かれながらお別れの時間です。ってそれでも予定より1時間以上長くいたのですが。。
こんなに素晴らしいおもてなしをしてくれたのに「大丈夫?みんな満足してくれたかな?」と聞いてくれました。
もちろん大大大満足です!!
カバニスさん「またね、次は日本で会おう!」と言っていましたよ。
また会える日がとっても楽しみです。
遠征スタッフO
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みなさま、こんにちは。
6月9日、生産者訪問ツアー3日目はアルルの町から
ほど近いカバニスさんのドメーヌを訪れます。
朝、昨日からツアーのお世話をしてくれているバスの運転手さんに「バスツアーというといろんな観光名所を回ってせかせかしていることが多いけど、このグループはとてもtranquille(トランキル=落ち着いている)だね」と言われました。
確かに前日のドウェル家では3時間の滞在の予定が4時間になったり、そもそも午前中から観光名所をまわるつもりだったバス運転手さんに「みんな徒歩で自由に観光するから昼からで良いよ」と言ってみたりと、いつものことながらかなりフリーダムなこの旅。
「落ち着いていて、とても生活や人生を楽しんでいる豊かな旅だ」と言ってくれて、なんだかちょっと嬉しくなりました。
さて、そんな今日はガール川にかかる水道橋「ポンデュガール」の見学からスタートです。ローマ人が作ったという大きな橋は近くで見ると圧巻!自然も豊かで気持ちのよい水の流れに足を浸けるメンバーもいました。
アルルの町を横に見ながら、ツアーは一路カバニス家がある村へ。
狭い道を進んでいくと、村の入り口にカバニスさんが待っていてくれました。
というのも、普通は農家といえども畑は村の外にあり、家族は村の中に住んでいることがほとんどですが、カバニスさんは自分の畑をいつも見ていたいと、畑のど真ん中に家を建ててしまったのでそこまで案内してもらうためです。
大型バスが通るには狭すぎる道(窓や屋根に木の枝がバシバシ当たります…)を進むと丘の上に一面のぶどう畑が現れました。
バスを降りたみんなで挨拶をしたら、さっそく畑へ案内してもらいます。
カバニスさんは自分でもよく農場見学やワインの試飲会を開催していて、最近はトレッキングも兼ねた2キロのコースを新たに作ったのだそう。
流石に全部回るのは大変そうなので
今日は畑を中心に見せてもらうことにしました。
畑ではもう花が終わり、ぶどうの実がつき始めています。
葉っぱの表面に白い粉がついていてその説明もしてくれました。
オーガニック農法でも、病気対策のためにいくつか
使っても良い薬があります。
それらは全てずっと昔から使われている
自然な原料のものばかりです。
その1つにボルドー液というものがあるのですが、
カバニスさんの畑ではそれも使わず、
硫黄のみで対処しているそうです。
今年のぶどうの様子を訪ねてみると、
今年は順調で今のところは病気もなくとっても良いよ、とのこと。
今年のワインもとっても楽しみ!
丘の一番高いところにある、おじいさんの代から育てている樹齢80年のぶどう畑を見せてもらいながら、カバニスさんが遠くに見える1列に並んだ杉の木を指さします。
「あれは防風のために植えたんだけど、それ以外にも他のオーガニックじゃない畑から飛んでくるものを防いだり、木に集まった鳥が害虫を食べたりととても役に立つんだよ」と教えてくれました。
畑の見学を終え、お待ちかねのランチの時間です!
テーブルクロスと青いガラスの色合いがとっても素敵。
オリーヴペーストやセミドライトマトのペーストを塗ったタルティーヌに
トマトときゅうりのシンプルなサラダやひよこ豆のマリネ、
クスクスを使ったタブレというサラダに生ハムやサラミなど。
シンプルなのにどれもとっても美味しくて、
またワインにも合う~!冷たい白やロゼと楽しみます。
ベーコンが入ったケークサレ(塩味のケーキ、生地がほんのり甘くて
塩気のあるベーコンとの味わいが絶品でした)の後は、
この地方でよく食べられるシェーブルチーズを2種類出してくれました。
1つはフレッシュなもの、もう1つは2~3ヶ月寝かせてたもの。
フレッシュなものはくせも少なくあっさり食べやすく、
寝かせた方は少しだけ黄みがかっててうま味が増していてどちらも
とってもおいしい!こんなシェーブルチーズは初めてです。
果実味のあるコスティエールドニーム赤や、ぶどうが良くできた年に
しか造られないジャルダンスクレ赤と合わせると、
シェーブル独特の風味が口のなかで甘く広がり
たまらないマリアージュ…。
デザートにはとっても可愛いメロンと苺が出てきました。
もうどうすればこんなに甘くなるのだろうというくらい甘~い!!
もう充分すぎるほどいただいたのですが、
私を含めた食いしん坊メンバーは庭になっているアプリコットと
びわを目ざとく見つけ思わず「食べていい?」
カバニスさんがいうにはアプリコットは少し早いかもとのことでしたがフレッシュで美味しく、少し日に当たったびわはセミドライフルーツのようになって甘みが凝縮され本当においしかったです。この木ごと日本にもって帰りたい…。
足元に寄ってくる人懐っこい猫や大きな犬と遊びながら、ゆっくりした時間が過ぎていきます。
気がつけばカバニスさんの周りにメンバーが集まって記念撮影が始まっていました。さすが伊達男カバニスさん!
みんなのカメラで何枚も撮るうちに「はい、チーズ」の代わりに、カバニスさんのワイン名を使った「コスティエールドニ~~!ム」や「ジャルダ~ンスクレ~~!」(伝わるでしょうか…二~~やレ~~で笑顔になるのです)という独自のかけ声も誕生していました。自由。
和気あいあいと楽しい時間はあっという間に過ぎ、後ろ髪を引かれながらお別れの時間です。ってそれでも予定より1時間以上長くいたのですが。。
こんなに素晴らしいおもてなしをしてくれたのに「大丈夫?みんな満足してくれたかな?」と聞いてくれました。
もちろん大大大満足です!!
カバニスさん「またね、次は日本で会おう!」と言っていましたよ。
また会える日がとっても楽しみです。
遠征スタッフO
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