スペイン・カタルーニャの畑ではぶどうの花が満開のようです!

バルトラ家のインスタグラムにぶどう畑の様子がアップされていました。


房の先にある白くて小さなぷちぷちしたものが、ぶどうの花です。

 

Vega de Ribes さん(@vegaderibes)がシェアした投稿 -


この木は、バルトラさんが育てている貴重なぶどう「マルヴァジア デ シッジェス」です。

マルヴァジア自体はイタリアなどでよく見る品種ですが、バルトラさんのマルヴァジア シッジェスはこの地方の土着品種
一度は絶滅しかけたところ、偶然バルトラさんが発見して育てています。

(ここで突然始まる マルヴァジア物語~幻の品種とバルトラさん編~

19世紀後半、ヨーロッパの固有品種のぶどうのほとんどが絶滅の危機に瀕する出来事がありました。
フィロキセラ(北米から上陸したぶどうを枯らす虫)の流行です。
欧州のぶどう畑は壊滅的な打撃を受け、実際に絶滅した品種も少なくはなかったそうです。

フィロキセラの対処法が見つかった後も、すぐにマルヴァジア シッジェスが復活できたわけではありません。

畑を再生させるために人々がぶどうの木を植えるとき、まずは栽培が簡単で収穫量が多い品種が選ばれます。

マルヴァジア シッジェスは、房につくぶどうの実の数が少ないため生産性が低く、栽培にも手間がかかる品種だったので率先して栽培する人など当時はいなかったでしょう。

9月頃のマルヴァジアの房はこんな感じ。ほかの品種よりも隙間があります。


ところが、1人の裕福な紳士によって偶然マルヴァジア シッジェスは生き延びます。
その紳士は、庭で様々な種類のぶどうを育てており、その中にマルヴァジア シッジェスが残っていました。
紳士がぶどうを育てていた庭はやがて病院に寄贈され、そのときの条件として「庭のぶどうを育て続けること」を約束しました。

絶滅したかに思えたマルヴァジア シッジェスは、バルトラさんの家から4kmほど離れた病院の庭でひっそりと栽培され続けていたのです。

話を聞いたバルトラさんは、そんな大切な品種を絶やしてはなるまいと決意してマルヴァジア シッジェスの栽培を開始しました。30年ほど前のことです。
今でもマルヴァジア シッジェスを栽培している農家はわずか数軒で、ぶどうの木を数えても世界中で5000本にも満たないほど。



2004年、マルヴァジア シッジェスはその希少さから、スローフード協会によって「Presidio」という賞が与えられました。Presidio(砦という意味)は日本では「味の箱舟」とも呼ばれ、ノアの箱舟のように次世代に残していかなければならないものに与えられる賞です。
まさに最後に残された希望のようなもの、ということですね。

 

マルヴァジア シッジェスを使ったワインの特徴を一言で表すとすれば「まろやかな果実味とコク」

とろっとした口当たりのワインがお好きな方にまずおすすめなワインです!
ただまろやかさなだけではなく、その奥には力強さや複雑さ、酸味などがあり、ワイン上級者の方にも楽しんでいただけるワインだと思います。また、お料理と合わせたときによりマルヴァジアの奥深さに触れていただけるのではないでしょうか。
 

そんなマルヴァジア シッジェスを使ったワインを、マヴィでは現在2種類取り扱わせていただいています。

マルヴァジア 白

マルヴァジア シッジェス100%で仕上げた貴重なワインです。
力強さとまろやかさがあり、白ワインながらメインのお肉にも合わせられるほど!
辛口ですが、完熟した果実のまろやかな印象と凝縮感があり、グラスに注いでからもゆっくり時間をかけて楽しみたい味わいです。とろりとした口当たりを、バランスの良い酸味が後味をだれさせることなく引き締めます。パエリアや野菜とお肉の煮込み料理などはもちろん、マンゴーなどのデザートと合わせたときもワインの持つトロピカルな果実味が引き立っていました。

ソーヴィニヨンブラン 白

バルトラさんの造るソーヴィニヨンブランには2014年からマルヴァジア シッジェスがブレンドされているので、マルヴァジアを気軽に試すことができます。
元々のソーヴィニヨンブラン自体も骨太で飲みごたえがあるのですが、マルヴァジア シッジェスが入ることでよりまろやかさが増し、口当たりも柔らかくなりました。
魚介を使ったお料理やパエリア、グリルした野菜やお肉が入ったボリュームのあるサラダにおすすめです!

バルトラさんの家でいただいたランチ。薄焼きピザに生ハムやサラミ、魚介のサラダなど、ワインにぴったり!

マヴィの中には、ワインの大量生産の陰に隠れて消えてしまいそうになっていたぶどうを復活させるべく、有名な品種ではなく、あえて地元固有の品種にこだわる生産者さんも多くいらっしゃいます。

 

地場品種のぶどうはなかなか聞きなれない響きの名前も多いのですが、それぞれのぶどうの特徴や生産者さんたちの思いと共にこれからもできるだけピックアップしてご紹介していきたいと思います!

 

バルトラ家のワインはこちらから

 

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皆さまこんにちは!

フランス・ボジョレーのシュブランさんからこんな写真が届きました。


ビオディナミ農法のプレパラシオン(調合剤)を散布中

一見すると、慣行農業のように薬品をまいているの!?とびっくりしてしまうのですが、これはオーガニック農法の中でも特に厳格な決まりがある「ビオディナミ農法」の作業の一部なんです。


ビオディナミ(バイオダイナミック)農法は、ドイツの思想家ルドルフ・シュタイナーの自然哲学の考えに基づいています。
地球環境だけではなく月の運行などの宇宙規模から導いた農業暦(種を撒いたり、収穫したりする時期を決めるカレンダーのようなもの)や、占星術的な視点なども持った独特な農法です。

農業暦に従って畑にプレパラシオンという自然の物質を混ぜ合わせて作った調合剤を水で薄めたものをまくのですが、この写真はまさにプレパラシオンをまいているところ、というわけです。

シュブランさんによると5月はぶどうの成長が早く、1日に3cmも茎が伸びるのだとか。ぶどうがよく成長するこの時期にまくプレパラシオンが「501番 ホーンシリカ調合剤」です。

2017年の6月に訪問したときの畑の様子です

 

作り方をものすごく簡単に説明すると、石英を粉末状にして牛の角に詰め土の中に埋めておいたもの。それを0.01%程度の濃度で水に溶かして散布します。

 

プレパラシオンを水に溶かす装置(かき混ぜる方向や回数も決まっています)

 

石英はよく砂の中に見られる透明の粒、いわゆる水晶ですね。

このプレパラシオンは「光のスプレー」とも呼ばれていて、成長期のぶどうの光合成の効果を高め、成長のバランスをよくする働きがあるとされています。
砕いた水晶に光がきらきら反射するイメージでしょうか……?(※勝手な想像です)

早朝にまくのでまだ周囲が薄暗いです

ビオディナミ農法は、科学的根拠が解明されていない部分も多く、その独特の観点からときおり呪術めいた印象で語られることもありマヴィスタッフもまだまだ勉強中の奥深い農法です。

本日はそんなビオディナミ農法について少しだけ具体的に掘り下げてみました。

 

シュブランさんのワインはこちらからどうぞ!


参考:
Silice de corne (501)
 

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ホットワインもいいけど…

テーマ:

皆さまこんにちは。

全国的に大寒波が到来していますね。

東京では33年ぶりに低温注意報が出たそうです。
今朝は家のドアについた結露が凍って一瞬開かなくなるというハプニングが…(体当たりして出ました)

そんな寒い日はホットワインも良いですが、今回はノンアルコールのホットドリンクをご紹介します!

使ったのはイタリアのワイン農家さんのオーガニックぶどうジュース
しっかりとした甘さのある濃厚な味わいのジュースなので、今回はお水を加えています。
温めるとジュースの酸味が強くなるため市販のぶどうジュースを使われる場合はお好みでお砂糖やはちみつを加えてくださいね。


■材料(1人分)
マニョーニ家のオーガニックぶどうジュース 100ml
水 50ml

お好みで…
クローブ(ホール) 2粒
シナモン 少々
カルダモン 少々

■作り方
小鍋に材料を入れ軽く煮立たせるだけ。
材料を耐熱のカップに入れて電子レンジで温めるだけでも大丈夫です。

ホットワインとはまた一味違う、爽やかなホットドリンクになります。
温かい飲み物で一息つきたいときにぜひお試しくださいね。
 

マヴィスタッフO ペンギン

 

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