涙を流すと | コトダマ

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思いやりのある、優しいひとになる!これが私の生きる道☆ そこはかとなく「優しさ」が漂う、
そんなブログになれば、うれしいです。

久しぶりに出張しています。
横浜にいます。
出張で、ひとりホテルにいると、することもなく、
テレビを見るのがつねです。

普段はそれなりに仕事が忙しく、
家に帰ってもそれなりに忙しいですから、
私には貴重な時間です。

「水トク!謝りたい人がいます」という番組を見てました。
4回ほど、涙、流しました。
目の前に鏡があって、ふと思いました。

涙って、潤ってるのに、
どうして涙を流すと目が赤くなるのだろう、
ちょっと不思議ですが、本題はそれとは違います。

この番組で、私のココロに突き刺さったのは2つ。
どちらも子供が親に謝るものです。
中身は大分違いますが、
「親は子供のすることは全て許す」と言ったお父さんと、
亡くしてお父さんを許した坂上忍の話です。

私も半年前に父を亡くしました。
亡くなる一年半前まで、17年ほど、会っていませんでした。
私が地元に戻ってから、多少父の面倒を見てました。
半年前、父が亡くなったとき、
悲しい反面、ほっとしました。
むしろ、ほっとした気持ちの方が大きかったです。

それから半年、バタバタと忙しかったです。
仕事も忙しく、目が回るような時間でした。

落ち着いていま、
それでも、父に対する、私の中のわだかまりは、
あまり小さくなりません。
これがまた、私が乗り越えるべきハードルなのだろうと思います。

心から、弔うことができないので、
実はお墓も建てていません。

こうして涙を流す時に、
少しずつ、自分の意地や頑固さが和らいでいって、
やがて、父に感謝できる日がくるのだろう、
そのように思います。

そこに私の成長ののりしろがあって、
その先にまた、のりしろに気づく何らかの出来事があるのでしょう。