悩ましいこと | コトダマ

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そんなブログになれば、うれしいです。

今日まで仕事で東京ビッグサイトにいました。
首都圏の方のエネルギー問題への意識の高さを改めて感じました。

エネルギー問題つながりです。
昨日、BSで田原総一郎さんが、第二次世界大戦へ突き進む日本について、
大学生相手に講義する、というスタイルの番組を見ていました。

当時の日本は石油の多くをアメリカに依存していたわけですが、
そのアメリカからの石油輸入を断たれたことで、
日本は加速度的に戦争へと突き進んでいったわけです。

同じく昨日、TOKYO MXで石原都知事が尖閣諸島問題について、
いつもと同様に中国を非難していました。

第二次世界大戦へ日本が向かったこと(あるいはアメリカが誘導したのかもしれません)、
中国が尖閣諸島をはじめ、国境を広げようとしていること、
私は、どちらも詳しくは知らないのですが、
いずれにしても、
国境とか、資源についての係争というものは、
いつの時代にも、
どこの地域にも、
絶えることのないことなのでしょうね。


私の娘のキー坊は、絵本が好きで、
よく近くの市立図書館で絵本を借りてきます。
この間借りてきた絵本は、
「はじめ小さな草原に」
という絵本でした。

何となく借りてきた絵本なのでしょうが、
完全に大人に向けたメッセージが込められた絵本でした。

はじめ、赤い人たちが草原の中に泉を発見してムラを作ります。
今度は黄色い人たちがその泉を見つけて、すぐそばにムラをつくります。
次は青い人たちがその泉を見つけて、またすぐそばにムラをつくります。
黄色い人たちも、青い人たちもその泉を使うのを見た赤い人たちは、
自分たちの泉が枯れてしまうのではないかと危惧し、
黄色い人たちと、青い人たちに、泉の水を使わないよう命令します。
そこからは戦争です。
結果、赤い人も、黄色い人も、青い人も全滅します。
そして泉は何事もなかったように、水を湧かせ続けるわけです。

一国の中でも、利権を争うように、
一党の中でも、利権を争うように、
当然に、世界の中で自国の利権を争うというのは、
それは、防ぎようのない、自然の成り行きなんでしょうかね。

キレイごとを求めるわけではないのですが、
なんとも悩ましいことだと思います。

あぁ、本当に、悩ましいですね。