皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
私は9月末から忙しい日々ですが、時々去年の秋を思い出します。
一年越しに記録すべきな思い出として、小堀遠州流の新井宗利先生とご一緒した二つのイベントでした。
ご縁あって、茶道・香道を兼ねる御家流のご案内をいただき、新井宗利先生と娘さんの三人で参加することになりました。ちょうど襲名記念の会で、大いに盛り上がったようです。
珍しく着物で出席したり、茶道は私にとって非日常ですから、あちらこちらで好奇心をそそられた見所がありました。献茶式・家元席・立礼席・香席という4つの部屋に回って、とても充実した時間でした。
伝統流儀と現代風が相乗する茶会で、大満足でした。特に立礼席の演出は今風にアレンジした心遣いが見られて、印象に残りました。
御家流の茶会は護国寺で行われました。護国寺も初めてで、うきうきしていました。
普段から茶道に慣れている新井先生親子とご同行できたことも勉強になったし、感謝しています。
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話題は、去年の秋に続き、くにたち福祉会館で開催された「19回国際茶会」のご報告です。
実は、昨日、今年20周年の国際茶会を終えたところです。
毎年、国立市地域交流団体まほうのランプと直心流香道・一橋大学台湾留学生会共催のイベントで、私はスタッフとして4回目の参加を数えました。
私は歴代参加者の中で最長記録を更新していくかもしれません。大学院でもお茶の研究をしていることで知られているから、在籍している限り、手伝っていくつもりです。
去年は私の3回目の参加で、それでも、すっかり馴染んできて、仕事として考えなくなった気がします。
去年まとめ役の後輩は、一昨年のまとめ役だった友人と私の買ってきた客家花布を援用しました。私なら、こだわって違う茶席を作りたいところですが、それを見て、ゆるく企画しても気持ちにゆとりができて、悪くないと感じました♪
スタッフ皆さまのお蔭様で、楽しい思い出と安定した気づきができました。
国際茶会全体は新井先生の社中が中心に運営しています。新井先生のこと、これまで絶えずに台湾茶席を引き受けてきた台湾人の先輩方・一緒にやってきた皆様に、感謝しています。
今年は、やたら茶席で解説役を担当していました。また今年の感想を改めて綴りたいと思います☆