秋空が高く、暖かい日に浴びた中、お茶会のために鎌倉へやってきました♪
主催者の一華さんは、工藤先生のサロン で一回だけご縁を持った方です。間に共通の茶友みかこさんのお勧めで、鎌倉での茶会へ行くことを決意しましたw
西口から出て、スマホを頼りにしながら、歩いてきて現れたのは古めいた家屋です。
主催者の一華さんは、工藤先生のサロン で一回だけご縁を持った方です。間に共通の茶友みかこさんのお勧めで、鎌倉での茶会へ行くことを決意しましたw
西口から出て、スマホを頼りにしながら、歩いてきて現れたのは古めいた家屋です。

招山由比ヶ浜 に白い猫が出迎え♪
ギャラリーを通り抜けた後、庭園があって、そして画家朝井閑右衛門の旧アトリエが見えました。
一華さんのお言葉を借りて、「きちんと整った日本庭園とは別で、この自然なままの庭園自体も画家さんの作品だと考えていいです。」
アトリエに入ったら、目がキョロキョロになってたまりませんw
私にとって、何もかも新鮮で、芸術家のセンスに近づきたい気持ちもあり、アトリエの前で立往生ww
特にこの和室椅子の座り心地を想像しただけでも、楽しくなってきました♪
特にこの和室椅子の座り心地を想像しただけでも、楽しくなってきました♪
準備に忙しい一華さんでも、私達に画家さんについて説明を加えたりしてくださりました。
そして、一華さんの世界に入り込み、茶室へ♪
まず目に付いたのは一華さんご自身が書いてくださった書のランタンです。月をテーマに設定してるので、左からは李白「静夜思」、杜甫「月」、王維「竹里館」です。
せっかくなので、ここで詩の全文を載せてみます。
静夜思 李白
床前明月光
疑是地上霜
挙頭望明月
低頭思故鄉
月 杜甫
天上秋期近、人間月影清。
入河蟾不沒、搗薬兔長生。
只益丹心苦、能添白髮明。
干戈知滿地、休照國西營。
竹里館 王維
獨坐幽篁裏
弾琴復長嘯
深林人不知
明月來相照
茶譜も、マットも自筆で、とても独特な世界観を見せてくださりました。
茶葉を見せてくださってから、早速お茶会を始めました。
えむに さんの急須と、伊藤剛俊さんの壺承、茶海、と黒い帯で、まるで夜空に光ってる月を喩えた茶席だと本人もおっしゃいました。
しつらえも素敵ですし、なんと言っても、すごく迫力のある茶芸を見せてくださりました!
緊張感などを与えたわけではなくて、ただ、飲む側を静かに、集中して、淹れ手を注目したくなる茶芸だと思います。
流暢なリズムも感じています。
そして、この道具で淹れた貴妃美人は、滑らかでボディの強い水質で、言うまでもなく、美味しかったです。
信陽毛尖も苦味と甘味の絶妙なコラボで、戻ってきた甘味は印象深くて美味しかったです。
最後の岩茶月中桂は雄雄しい焙煎香の後、女性っぽく滑らかさも出てきて、三回転したみたいな上質なお茶でした。
最後についてくれたお菓子も、ちょうどいい甘さでした。
おまけに、一華さんの提籃と清明上河図をモチーフした切り絵も見せてくださりました。
最初から話題をどんどん変えて、一華さんの知的センスにも伺えて、心身ともに大満足でした。
また鎌倉へお茶会に伺いたいですよ☆

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