
またひとつ、夢が叶いました。
愛知県渥美半島伊良湖岬「どろんこ村」に、親子で日帰りファームステイに参加させてもらいました。
ウチの生産量が少ないのと、昨年のキャベツが芳しくなかったのもあり、我が家では名古屋生活クラブを通して毎週どろんこ村のキャベツを2個ずつ必ず注文させてもらっています。
以前から生クからも、夏休み前などに「どろんこ村」ファームステイの案内をもらっていました。
友人のここちゃんの息子くん(長女の同級生)たちも参加していてすっごくよかったよ‼‼と話を聞いていたし、ウチの子どもたちにもいつか参加させたい…!と想いをあたためていたのですが、お産が重なったり産後だったり、夏休みは遠い実家(両家遠いんです💦)への帰省やなにか大事な行事と重なっていたりなどしてなかなか実現できなかったんです。
そして今年も案内が入りました。6月3日、親子で日帰りファームステイ…!
長女はあっという間に中学生になり部活優先の毎日だし、長男も小学4年生になりサッカー部に入部したばかりで大会があるとのことで(もちろん応援だけなんですが)、小学2年生の末っ子とわたし二人での参加になってしまいましたが、とりあえず初めて我が家も参加できそうだ…!
ファームステイ当日は、風は強いものの快晴。渥美半島は伊良湖岬まで車を走らせます。
わたしの地元石川県からもサーファーの友人は伊良湖の海まで波に乗りに行っていました。
長久手から2時間ちょっとかかり、自分で運転すると往復なんだかんだ5時間くらいかかって大変でしたがドライブはとても気持ちよかったです。途中から浜風を感じて…。
わたしの実家は石川県金沢市の駅西にあるんですが海の近くなので海が見えるととてもほっとします。ベタッとして海はあまり好きじゃないって方も多いと思うんですが、わたしにとってはやっと深呼吸できるような…海はそんな何とも言えないくつろぎを感じます。

蒲郡音羽インターを降り、国道295号線をひたすらまっすぐ伊良湖岬に向かうと国道沿いにどろんこ村があります。
車を停め、中に入ります…!

この入り口を通り抜けると、お母さんのシフォンケーキが販売されている畑のケーキ屋さんなどの建物や、動物たちの小屋などが点々とあり、なんとも生き生きとした世界が広がっていました。

この青い服の方が小笠原さんです。何度か生クの生産者さんの交流会でお目にかかったことがあるのですが、ついにどろんこ村現地まで会いに来れたな~と思いました。

ちょっと奥に行くと鶏舎があって、この白い子たちは食用の鶏さん。

そしてこの茶色い子たちは卵を産ませるための鶏さんです。白い子も茶色い子も、可愛いです。

アイガモの赤ちゃんもいました。もうすぐ、広い畑の水場に放たれる予定だそうです。水かきのある足や、丸いくちばしなど鴨!って感じで可愛いです。

こちらは浜で拾ってきた買を砕いて鶏たちの餌に混ぜるそうです。
畑にも貝を砕いたものを入れるといいんですが、海の近くっていいな~!と思いました。でも粉になるまで砕くのは重労働ですけどね!

こっちにはちょっと大きくなったヒヨコたちがいるんですけど元気良すぎて飛び出したり逃げ出したりしたのでつかまえるのが大変でした💦

乳を出すヤギさんもいて、このヤギさんのお乳がお母さんのシフォンの材料としてつかわれます。もちろんさっきの鶏さんの卵もシフォンの大事な材料になっています。

柏の大きな木があって、柏の葉を与えると美味しそうにもぐもぐ食べていました。

この日はお昼を作るときの燃料の流木や、動物たちの餌づくりの材料になる貝殻を拾いに400メートルほど歩いて海岸に行きました。すっごい浜風で、初めて見た渥美半島の海は、白いものがたくさん浮いてる!?と思えたほどいたるところに波がたっていました。
わたしの地元の金沢の海、日本海とはちょっと違いますね!太平洋だ!と思いました。

259号線沿いのさっきのところから車で畑や豚を飼っている広い広い場所まで移動しました。ここは飼料づくりの原料などが置いてある倉庫。
廃棄処分される食品が運び込まれていて、これを元に調合して飼料を作ります。
工場から出たバームクーヘンの切れ端、虫がちょっとわいてしまい食用として流通できなくなったオーガニックのコーンやみりん粕、おからやブドウ、米粉などいろいろ。
小笠原さんの説明を子どもたちも一生懸命聞いていました。最初はちょっと離れて聞いていたけど…

そのうち近いところで見たり触ったり。
こういう食材を廃棄処分ではなく調合して家畜に与え、循環させることはとても重労働で大変だけど、なんてよいことだろうと思いました。

固まりのバームクーヘンを手で豚さんが食べやすいようにすりすりと粉砕します。
おからやバームクーヘン、米粉などをバンジュウに入れて豚さんのいるところまで子どもたちも頑張って飼料を運びました。重たい飼料ですが、みんな一生懸命です。

現場で調合です。
炭水化物、脂質、たんぱく質などバランスを見て調合し水分でまとめます。
アレ!このちびっこちゃんは味見しているのかな!?でも人間が食べても大丈夫なくらいの材料ばかりなので安心ですねぇ!

そして子どもたちは豚さんの柵の中に入れてもらい想像以上の大きさにびっくり仰天で、最初は思わず逃げまわる子どもたち…!

餌が作られていることに気づいた豚さんたちは柵から鼻と口を出してよだれを出して待っていました!

美味しいご飯の時間です。独り占めする豚さん、おこぼれを食べる豚さん、何頭かで一緒に食べる豚さん、力関係がよく見えますね。
写真ないんですがここにエミュー(ダチョウ)もいたんですよ!愛の交信してきました。手をくちばしでガシっと食べられました!

ここのクワの木もあって、黒く熟した実を食べました。美味しい~。

さらにちょっと歩いて広い畑に行きました。
こちらは野菜の肥料づくりの現場です。名古屋市のゴミからできた肥料や養鶏所から出た鶏の糞(けいふん)を調合、発酵させて肥料づくりをされています。
これも糞やゴミなど廃棄されるものを生かすことになるし、循環しているのを感じられてすごくいいなあと思います。

キャベツ畑までみんなで歩きます。

いっぱい持ってってね~と小笠原さん。毎週2個ずつ注文させてもらっているキャベツがここで育ってたんだな!と思いました。

どろんこ村から野菜の出荷はもちろん、ケーキなどの販売がされており、生クでも扱いがあるので長久手や名古屋にいながらどろんこ村の美味しいものがいただけます。
そして、もうひとつ小笠原さんやお母さんがされている大きなお仕事は、ファームステイなど子どもたちの受け入れです。
来週も瀬戸市の中学校からすごい数の生徒さんがここに来られるそうです。
今回もスタッフをしてお世話してくださった方は子どものころからどろんこ村に通われていた方で、小笠原さんのような農業を志し現在どろんこ村で研修中だそうです。そして来年独立されるそうです!頼もしいですよね!
こういう子どもたちを育てているなんて、はじめた頃は全然予想しなかったのだけど、すごく喜ばしいことになったと、小笠原さんは話していました。
…お金を持って、立派な家を建てて、余暇は旅行…もいいんだけど、こういうのってすごく喜びを感じるよね!と笑う小笠原さんに、清々しさを感じました。
美味しいもの食って(手間や労力はかかるけど)、言いたいこと言う(やりたくないことや言いたくないこと言うんじゃなくて)って最高じゃんね!と話されたのがすごくいいなと思いました!
わたし20代の半ばまで実家で暮らして働いていたので経済的にはすごく楽だったと思います。それこそ海外旅行もパスポートのハンコがいっぱいいっぱいになるほど行っていたし、独立してからもサラリーマンしつつ余暇を楽しむこともできました。
でも、なんというか。。。
これでいい!っていう手応えを本当に感じられたのは結婚して無収入になったけどお母さんになってオムツ洗ったりクッチャクチャな生活している時に生まれて初めて感じられたんです。不思議ですよね。あんなに自分の時間もなくバタバタとなにやってるか分からないような生活になったのに。
自分でも、意外だなと思ったんですよね。
キレイでかっこよくてつまんないものっていっぱいあるし、、、
汚くてかっこ悪いけどホントにおもしろいことっていっぱいあるよね、、、
もしもお金に換算したら全部バカバカしいしやめよう!って思うかもしれないけど、喜び…とか、面白さ…とか幸せ…って自分が感じることってもっとやってみたいなって思ったんですよね。子どももすごく大変だし理屈で考えると3人目をどうするかと思ったときに絶対やめようと思ったんです。でもやっぱり3人くらいいたら楽しいな…!という気持ちが大きく、こんな今に至っています・爆笑!
…今子どもたちが育ち盛りでこれからの学校などを考えてわたしはいろいろと現実問題に直面してます…笑!
頭で考えてこれがいいって思える生活ると、自分が幸せを感じる生活って全部は一致しないよね。
わたしのながくて風土も、こんなささやかで細々としているんですが自分にとってはやりたいこと全部やって、言いたくないこと全然言わなくていいし言いたいことだけ言っていればいいおもしろい世界なんです。
だけど普通のサラリーマンの妻して3人の子育て中の母して遠い実家に父母がいる妻であり母であり娘であるわたし。
折り合いつけてくの難しいなと思うし、ながくて風土もいつか辞めなきゃいけない日もくるだろうと思っているけどなんとか5~6年続けられてきて、こういうご縁もあっていろいろな人とつながって、自分にとってのながくて風土の大切さも実感できていろいろ考えさせられます。
でも、わたしはできるかぎりやりたくないこと無理してやるのやだな~って思っているんです。楽したい、とかじゃなくて、心がそう思ってないこと言ったりやったりするのがすごい面倒なんです…ただのわがままなんですけどね~。
ここへ来ることができて、小笠原さんたちにまたひとつ、大きなヒントをもらえた経験をさせてもらいました。
長くなりましたが、どろんこ村レポの一部はとりあえずはここまでで、今度はどろんこ村で食べた美味しいものと、鶏さんをしめて解体したことの話と、最後にファームステイのことや参加されたお子さんの作文などご紹介させてもらえるといいなと思っています!
昨日の出来事なんですが、まだ楽しかった気持ちが消えません♡