また、椅子を一脚、お迎えできる状況になりました。

ずっと考えをあたためていましたが、やはり松本民芸家具でという気持ちがあり、ずっとどの椅子にするか楽しんで考えていました。

以前こちらでも記事にさせていただいていましたが、「ホイールバックチェア」という、車の車輪をモチーフにした古典的なデザインのチェアに決めていました。

ネットでも購入できるところがありましたが、やっぱりアドバイスをもらいつつ実際に触れながら購入できたらいいなあと思い、一宮のギャラリー美卯さんにお邪魔させていただくことにしました!

現在愛用してる松本民芸家具の「リーチ型チェア」も、実は以前全然違う椅子を買おうと思って美卯さんでアドバイスをもらい予定変更でこちらを注文させていただきましたが、今回も座り心地や今後のことを考慮してまたまた全然違う椅子をセレクトさせてもらいました。

そして今回お迎えさせてもらったのは、アーム付きのウインザーチェア。少しだけ大ぶりで、アームが付いていてゆったりした印象の椅子で、座り心地も抜群でした・・・!

家具はその後の人生で長い付き合いというか、ずっと一緒に暮らすものなので、ベテランの方からのアドバイスはとてもためになり、ありがたいです。

そして、昨日無事松本から到着しました!

毎回ですが、運送会社さんではなく、松本の中央民芸さんから直接納品されるんです。今回も松本から遠路はるばるやってきてくださいました。「中央民芸」と書かれた大きなトラックが自宅の前に到着しました。

丁寧に梱包されたなかから、こんなに素晴らしく美しい民芸家具が出てきました。本当に本当に素晴らしい椅子です。。。息をのむほどの民芸家具です。

毎回、家具に栞やお手入れの注意点が書かれたものが添付されてきますが、その栞の文章がとても共感できてご紹介させていただきたいなあと思ったので転記させていただきます。

松本民芸家具

昔はどこの地方にも、その土地の特徴ある家具が作られていました。それらの凡てを民芸家具とよぶことも出来ます。ここで、民芸とは五十余年前に故柳宗悦先生が民衆の中から生まれた工芸、つまり民衆的工芸を縮めて民芸といわれたことに始まったのです。

さて、松本民芸家具が生まれました信州松本という所は山に囲まれた町で木材の産出が多く、昔から全国屈指の和家具の生産地としての伝統をもっています。家具職人たちの手工業的技術の水準も非常に高いものでありました。風土性、戦闘性からいって生まれるべくして生まれた家具の産地といえるでしょう。

現在でも、この伝統技術を受け継いだ腕の良い職人が一点一点手つくりによる家具作りを続けております。松本の地で育ち受け継がれてきた和家具作りの伝統技法を現代生活の需要に応じて洋式民芸家具に行かし、伝統かしようとして生まれたのが松本民芸家具であります。

昔のものにある暖かく人の心を包容する美しさと品質の確かさ、健康さ、巧まざる伝統的デザインの美しさは洋の東西を問いません。私共は長年にわたってこの用と美を求め外国の民芸家具の伝統を研究しながら試作を重ね二千種以上のバリエーションを持つようになりました。これも松本民芸家具の伝統的技術の応用と和家具作りの心を受け継いでこそ可能でした。

日本の家具と洋家具の本格的結合が今日の松本民芸家具となったと申せましょう。無垢材の家具とうのは工場で出来た時がその製品の完成ではありません。お客様の手に渡って磨き込まれ、より美しく育って行く過程が完成した時であります。

単なる「もの」と「ひと」といった関係を超えて家庭の中に溶け込み、生活によく調和し、離れがたい愛着を生じるようになり、親から子へ、子から孫へと使いつがれていくのが木の家具のよさではないでしょうか。

昔は自分の身の周りの「もの」に対して、それがどのような材料で、どのように作られ取り扱いはどうしたら一番良いかを熟知していた人は多かったと聞いております。長く大切に使いたいといった、ものに対するいたわりの心があればこそと思います。以下、素材、塗装の性質、日常のお手入れ方、ご使用上の注意をご説明し、末永く家具とお付き合いしていただく為の参考になれば幸いです。

「松本民芸家具 【お取扱とお手入れのしおり】」より抜粋------------

みなさんは、一宮市の民芸と雑貨のギャラリー「美卯(miu)」さんをご存知でしょうか?

オーナーさんは松本民芸家具はもちろん、世界の民芸にもとてもお詳しく、ギャラリー内にはギャッベやキリムなどの織物や、国内や世界の焼き物なども展示されていて販売もされています。

前回お邪魔させていただいたとき、民芸運動の活動家の方とも親交があられた美卯オーナーさんのお父様のコレクションである、民芸家具がおさめられているお2階のギャラリーにも案内していただいて、50年経年した民芸家具を見せていただきました!

圧巻でした・・・!

わたしは20代の時とても骨董やアンティークが好きで家具を購入したり雑貨を購入したりして集め始めました。(親元にいたのでこれ以上家具を買わないでと母にお願いされたこともあります💦)

でも、2~3年のうちに骨董やアンティークももちろん大好きなのですが、民芸など、今ある家具や雑貨の面白みに弾かれて20代なかばに松本民芸家具に出会いました。

美卯さんにお邪魔するたびに民芸の話をたくさん聞かせていただいてとても楽しいです。美卯さんも、骨董なども素晴らしいけれど、今と未来のある民芸について熱心にお話されていました。

風土性や伝統性から、生まれるべくした民芸。

実用の中の美。

面白くてわたしはとっても個人的にぞくぞくします・・・!

こちらはイギリスの大衆の家具というかスチール家具ですが、実は今年の春、ビスレーのスチールキャビネットをまた一本、お迎えしました。

右の6段は昨年お迎えしたもの、左の10段が今年お迎えしたものです。

こちらは10数年愛用中のビスレー。上がベーシックな10段のサイドキャビネットの引き出し、下がCDやvideoを大量に収納できる大型キャビネットです。時代の流れとともにこのCDを収納する大型のデザインは廃番になったみたいでネットショップで確認ができません。あの時買ってよかった~。

ビスレーはアンティークも売っていますがとても高いです。新品を買って使いこんでいく方がわたしはいいかなと思い新品で7本目です・・・!

BISLEY COMBO

家具をお迎えするたびにやっぱりアンティークもいいなと思うんですが、今ある民芸品をわたしの今の暮らしの中で完成させられたら面白いな!という気持ちになり毎回新しいものをお迎えするようになりました。

そういう作り手さんやメーカーさんもぜひぜひ潤ってほしいですしね!

今家具職人さんは昔と違って10代で入門してくる方がとても少ないとお聞きします。また、時代の流れで淘汰されてきてしまったものには新しい職人さんが育たず、今ご高齢でされている職人さんがなくなってしまったらもうできる人がいなくなる・・・というお話も家具だけでなく籠などに関してもよくお聞きします。

・・・いろいろさみしいなと思うこともありますが、作っていただけるうちは作ってもらえたらと思いますし、どの時代にもこういうものに興味持つ方って結構いらっしゃる気がします・・・!

民芸についてご興味ある方、ぜひ美卯さんに行かれてみてください。「もの」だけではなく、「民芸」というものに出会えるとてもおすすめの素敵なギャラリーです。

ギャラリー&インテリア美卯miu世界のギャラリー・雑貨

愛知県一宮市今伊勢町本神戸寺前35-2

0586-72-7722

営業時間 11:00~17:00 木曜定休