今年も大根の収穫が始まりました。

大根は、農薬をつかわないと栽培が難しい野菜のひとつかもしれません。発芽したらあっという間に虫に食われることが多いです。

発芽する温度があって(暖かくて)、虫に食われない(寒くなって虫がいなくなってしまう)、そんな絶妙な時期に種まきを行って、ネットなどでそれでも飛んでくる虫を物理的に防いで栽培していくと毎年この時期あたりになると美味しい大根が食べられます。



わたしの大根畑です。種まきも2~3回様子を見て行って、種まきの時期だけは珍しく地面が乾かないように水の管理も大変だけど注意してやっています。



栽培すること3か月、こんな立派な大根さんが…!

わたしはここ数年地元金沢の伝統品種「打木源助大根」をつくっています。



市販されている大根は、ほとんど青首系の品種で長いものが多いんですがわたしは昔ながらのちょっとずんぐりした短めの品種も好きで、ほとんど売っていないので自分でつくっています。

おろしにもすごくいいし、ふろふき大根やおでんにすると格別なんです…!

あと、ウチは肥料は様子を見つつ、少しずつあげています。

元々、化成肥料は使っていなくて(大きくなるんだけど、味わいが大味になる傾向があるような気がします)、ほぼ100%は自家製のボカシ肥料です。

ごくごくたまに牛糞や鶏糞も使うこともありましたが、ほとんど、使っていません。あの広~~い畑でこの1年振り返ってもあんなに広い畑なのにたったバケツに1、2杯使ったか使ってないかでw5月くらいにカボチャを育てていたところにほんのちょっと撒いてみたという感じです。

鶏糞を使うと葉物の育ちがいいし(窒素が多い)、堆肥代わりに牛糞を使うと味もまろやかになっていいとみなさんおっしゃってみえるので、そうしようとも思っているんですが、なんとなく自家製ボカシで間に合ってしまっていて…。

(動物性の肥料についてはいろいろな立場の方から賛否両論で、わたしのような者には最終的にどうこうわかる話でもないのでごくごくたまに使ってみたけど、今は全然使ってないなあという感じになっています)

さて、大根のその年の初収穫の日には、まずおろしにして食べます…!わたしの好物なんで…笑

そしてやっぱり次はおでんかふろふきでとろんとした甘い大根を味わいます。



写真では大きさがわかりづらいんですが、末っ子が通わせてもらっている幼稚園の先生のご自宅の柚子を、お迎えの時に2つもいただいてしまったのです…

柚子、すごく好きなので本当にうれしかったです。木も、持っていないのでこんな立派な柚子がいただけるなんて本当にありがたいです。1個で普通の柚子3個分くらいの量があると思います。

さあ、どうして食べる?…やっぱり…柚子味噌でしょう!

柚子を半分に切って(横)、絞り器などで汁を絞り、薄皮を外してから、綿ごと外皮をみじん切りにします。

それに味噌を加え、搾り汁、みりん、ウチは三升漬け(辛い調味料)を加えてまな板の上でたたきにしながら、混然一体となるようにたたいてできあがりです。

分量は、柚子1個、味噌お玉一杯分、みりん大さじ1、三升漬け小さじ1くらいで汁は出ただけ使っています。



前は昆布敷いたりしていたけれど、今はお米のとぎ汁でコトコトコトコトやわらか~~~くなるまで煮ておしまいです。



こちらは野呂英作の極太段染め糸の、ニットターバン。

最近やっぱり防寒具が必要なくらい寒くなってきましたね…!ご注文くださった方がウチまで取りにお越しくださいました

年齢も近いし(子どもの年齢も)、お仕事前のわずかの間に時間を割いていただいたのですが、いろいろなお話ができて楽しかったです

なんでも豊田のお父さまが農薬などを使わず、娘さん家族(かわいいお孫さんも)たちのために美味しい野菜をつくってくださっているそうです。

そういう無理に大きくしてない野菜ってすごく美味しいよね!と言われていました。本当に白菜も火を通すとトロ~っと甘くてなんとも言えないくらい美味しいんです。

大根もそうで、ずっと火を通していても固いものも少なくありませんが、あまり無理せず育ってきた大根はやっぱりすごく甘く柔らかく、なんとも言い難い美味しさです。

そういうことをお話しいただいて、やっぱり大変だけど自分がつくりたいものつくろうと、また思えたのでした…

わたしの畑の周りでは、高齢の方が野菜をつくられて出荷もされていらっしゃいますが、わたしたちのボカシ(発酵させたもの)などの使い方をご覧になられて「たいしたもんだ~!」と言ってくださるんです。

あんなに大ベテランのおじいさんにそんな風に言ってもらえる日が来るなんて思ってませんでした…

わたしがせっせと自家製ボカシを仕込んでいると、「やっぱりこういう(おじいさんが使っている化成肥料)ものは、大きくなるにはなるけど、味が美味しくない気がする。やっぱりこういう(ボカシのような)米ぬかや油粕など発酵させてものを使っていくとそりゃ美味しいもんができると思う。昔はそんな風にやって野菜も美味しかった…。」と話して行かれます。

「ながくて風土」でもボカシの作り方などなど公開させてもらっておりますが、るーあんりちゃんにいろいろと教えてもらって、今わたしの畑で定着しているのは米ぬか、油粕、貝化石灰(貝を砕いて粉にしたもの)を米のとぎ汁を天然酵母かEMなどの資材で発酵させたもので混ぜて1か月発酵させる…というものに定着しています。

今こんなに精魂こめて作った大根を出荷しても、大根は売るのが難しいです。ほかの生産者さんの畑でもみんな大根ができて大きな大きな大根でも今市場では1本100円を切っています。

ただ週に4~5本はこの打木源助大根を消費していて、たくあんやぬか漬けもつくっているので出荷はたまにで自宅でほとんど食べてしまっています(せいぜい150本くらいしかないので)!

今出荷させてもらっているのはサトイモ、サツマイモ(安納、金時)、ねぎ、人参、大根、カブなどです!

そんなにたくさんないので(我が家の冬場の貴重な食材となってくれています)、出荷は少しですが、ボチボチ出荷してさせていただきますので、またどうぞよろしくお願いします!今が旬の大根、美味しいですよ~~