最近は、夜寝るときに姫と「古事記クイズ」をやって寝るのが習慣になっている。
「サ」のつく神様
登場の順番
その神様がやったこと
とか。
もうたぶん、自分とほぼ同じ知識量の姫。
小4にして古事記マスターとは、末恐ろしい。
3月の花の窟神社と伊勢神宮ツアーを終え、
7月の島根・スサノオ巡りを終え、
自分の御朱印帳的に、次のシーンに行ってもいい状態ができた。
「あまのいわと」
天照大御神がスサノオの悪事に気を落として、岩の間に隠れてしまう。
それを表にいる神々が作戦をたてて外に出てきてもらうというシーン。
このシーンを丸ごと祀っている神社が日本に二つ。
長野の戸隠神社と宮崎の天岩戸神社。
いずれも名前がそれを表している。
それを姫に話すと、当然のように行きたいという。
では二人で行ってくるかと計画した。
4連休の初日。
奥さんがどこかに用事があるというので、2人でいくことにした。
王子は誘ったが、少し迷ってやっぱ行かない。と。
ナビでは2時間40分かかるという。
ぶっちゃけ遠い。隣の県だけど名古屋よりたぶん遠い。
9:30頃出発
野尻湖に道草をしてから12:30頃到着。
戸隠神社は、奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社の五社からなる、非常に広い神社。
事前に調べてはいたが、位置関係や地形は実際に行ってみないとわからない。
普通に考えれば奥社は一番奥にありそうなものだったが、そうではなかった。
まず最初に到着したのが中社。
車を停めるのに数分待った。
感覚的にここが最初の感じでもなかったので、奥の宝光社にいってもよかったが、後ろに車に並ばれてしまったので身動き取れず。
中社に参拝。
祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)
知恵の神、オモヒカネ。
天の岩戸大作戦のシナリオを書いた神。
御朱印はこのコロナの影響で、御朱印帳に直に書くことは遠慮しているとのこと。
書置きというか、実際に書いたものをいただく。
そして次に、宝光社へ。
ここも駐車場が狭く、待った。
宝光社。
祭神は天表春命(あめのうわはるのみこと)
オモヒカネの子神だという。
ここでは御朱印は頂かなかった。
なぜならほぼ中社と同じデザインであることと、同じオモヒカネ系列だったことで。
次の火之御子社へ、ここから歩いていった。
これが時間的に失敗だった。かなり遠く、片道15分かかってしまった。
火之御子社
主祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)
あの有名な芸能の神、アメノウズメ。
岩の外側で踊り続け、その場を盛り上げることでアマテラスの気を引く役。
同時に三柱もここに祭られている。
高皇産御霊命(たかみむすびのみこと)
栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)
天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
タカミムズヒは造化三神の一柱。
アメノホシホミミはアマテラスの長男。
ではタクハタチチヒメとは誰なのか?調べてみるとアメノホシホミミの奥さんだという。
そして、ニニギの母ということになる。
うわ。
重要な神様で。
時間をかけて歩いた意味があった。
同じ道を戻り、宝光社の社務所で御朱印をいただく。
この時点で14:30。
昼を食べていなかったので、蕎麦屋に入ることに。
というかここらへんで何か食べようと思えば、蕎麦しか選択肢ない感じ。
食べ終わると、もう3時。
帰りのことを考えると奥社・九頭龍社にはいけそうもない。
奥社の祭神は、天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)
アメノウズメが踊って場を盛り上げ、アマテラスがちょっと岩の間から顔をのぞかせた時に、岩をどけてアマテラスを外に出し、岩を閉めた力自慢の神。
九頭龍社の祭神は、九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)
天の岩戸ストーリーとは関係なく、この土地の神。
この2社はあきらめることにした。
本当はここを歩く、片道20分ほどの杉並木がここの見所なのは知っていたが・・。
参道の入り口までは行ってみた。
この道はまた今度、歩くことにしようと思う。
強行軍の日帰りツアー。
古事記に精通する姫との2人旅だったので、非常に楽しい旅だった。
さて次は・・
宮崎か?
当分行けそうもないな(苦笑)