コロナの影響で経済が停滞している。

ここはなんとか貢献せねば。

 

とかなんとか。

 

子供たちも学校休みでストレスあるし、一発旅行でも行くか。

と思い立ったのが約1週間前。

どっち方面に行くか話し合っていた時に、伊勢参りに行きたいで満場一致。

 

ならば、ちょっと頑張って熊野にも行きたい。

これは自分の古事記趣味からのものだけど、理由を言うと納得してくれた。

 

ということで。

熊野・伊勢ツアー決行が決定。

 

3月20日

7:00前に出発

中部横断道、新東名を突っ走る。

そのまま東名阪へと入るつもりが、重大事故で通行止めだという。

 

やばい。

11:00開店のうなぎや「うなふじ」に行くつもりだったけど間に合わない。

少し迂回して、12:00頃に津のICを降りる。

ナビに従ってうなふじに到着するも、長蛇の列・・。

こんなに人気なのか。あきらめ、別なうなぎ屋を探す。

 

 

12:00 おがわ。

うなぎをこんなに贅沢に食えるとは。

子供たちも大喜び。わずか12分で食べ終えてしまった。

約1まんえん。

 

向かうは熊野。

この時点で12:40くらい。

 

高速に乗り、熊野へ一直線。

 

途中、始神というPAに寄って、おみやげを買う。

尾鷲の檜で作られたまな板。なんと200円!

これはおみやげに最適だ。檜のいいにおいがする。

 

熊野到着14:40

 

 

 

花の窟(はなのいわや)神社。

ここはどうしても来たかった場所。

 

イザナミが火の神カグツチを産み、やけどで亡くなってしまう。

それに起こったイザナギが産まれたばかりのカグツチを斬ってしまう。

 

この古事記のシーンでイザナミが葬られたという場所の神社。

イザナミ、カグツチの母子が祀られている。

 

御朱印をいただく。

宮司さん一人で対応しており、非常に丁寧に書いていただいた。

待つ間、姫と古事記の話をしていると、わざわざ筆を止めて本棚から漫画の古事記を取って姫にプレゼントしてくれた。

 

姫はここで自分のおこづかいでイザナミのお守りを購入。

 

道を挟んですぐの海のキレイなこと。

ご神体の岩から伸びる綱は、この参道の入り口まで続いている。

 

続いて産田神社へ。

 

  

ここはイザナギによってカグツチが斬られた、その場所だという。

16:00をまわっていたため、門が閉まっていたのかそれとももともと閉まっているのか。

ここには宮司さんがいないためわからなかったが、ここもどうしても来たかった。

 

相川七瀬の本によると、この近くに黄泉比良坂の場所があるというが、コンビニで聞いても熊野市駅前の観光案内所で聞いても知らないという。

残念ながらそれはあきらめることに。

 

観光案内所にいった副産物があった。

熊野古道の入り口がすぐ近くにあるという。

もっと内陸の、遠い場所かと思っていたので今回は行けないかなと思っていたが、その入り口に立つだけでもできるのなら行きたい。

 

 

熊野古道、後でパンフレットで見ると、相当長いらしい。

昔の人が伊勢参りをするために作った道で、この写真のゾーンは最も古く、江戸時代に作られた道だという。

すごい。

悠久の時を経て。という言葉が浮かぶ。

 

ここから一路、多気という宿泊予定の場所へ。

夕食も贅沢に焼き肉をw

 

ホテルはフツーのビジネスホテルだけど、子供たちはホテルが大好きなため大喜び。

 

ただ一点、どういうわけかツインの部屋に自分と子供2人、ダブルの部屋に奥さん1人という、非常にハンデのキツい状況に。

ホントマジで子供たちテレビみたりiPadしたりと、全然寝ない。

言っても風呂も入らないし、もう寝る。

 

といってもうるさくて寝られない。

長距離運転で疲労困憊だし、翌日も同じくらい運転することと、伊勢をかなり歩くことが確定しているため、寝ないといけない。

まぁまぁの不遇な状況で一夜を過ごす。

 

3月21日

8:30 ホテルを出発。

9:00 月夜見宮参拝

 

ここは豊受大神宮の別宮とされており、ツクヨミが祀られている。

古事記では登場と同時にクランクアップという、大物ながら出番がない神だが・・。

 

そして次にその豊受大神宮(外宮)へ。

ここでトラブル発生。

脇役も全部いきたい奥さんと、効率的に主役級の所をまわりたい自分と姫で意見が対立。

地獄モードに。

 

1日一回はこういうのある。

まぁしょうがない。

 

 

外宮。

豊受大御神という名前では古事記に登場しない。

天照大御神が、「私のそばにいて食べるものの面倒をみてほしい」とのことで伊勢に鎮座したとの話だが、このエピソードから豊受大御神はオオゲツヒメなのではないかという説がある。

 

オオゲツヒメは、スサノオが高天原を追われて葦原中津国(地上)に降りて最初に食べ物をご馳走になった神様で、体中から食べ物を出すことができる。

その際に嘔吐や排便の形で出すものだからスサノオに斬られてしまうのだけれども・・。

 

続いて、月読宮へ。

ここもツクヨミが祭神ではあるが、ここは印象深い。

 

 

   

ツクヨミ、ツクヨミの荒魂(スペシャルフォルム)、イザナギ、イザナミの順に参拝せよと。

 

 

4つの社が並んでいる。しかもほぼ同じ形状で。

ツクヨミは前にも書いたが、誕生シーン以来古事記に登場しない。

それでも両親を独り占めして同じ場所に同じ大きさで並ぶというのは特別な存在なのだろう。

夜の世界を治めるというミッションなので、目立たないがなくてはならない存在だったことがうかがえる。

 

しかし、この順番が解せない部分がある。

古事記ではツクヨミは(アマテラスもスサノオもそうだが)イザナギが黄泉の国から戻ってきた禊によって産まれた。なので母とされているイザナミとは実は関係なかったりする。

それなのに、トリはイザナギではなくイザナミなのがちょっと解せない気もするが・・

 

そして内宮へ。

参道がハンパない。

浅草の仲見世など比べ物にならない長さと店舗数。

 

まずカキフライを食べる。

 

ここはいっとかないと。赤福。

 

 

なんだか時代をタイムスリップしたような感じ。

特に今、講談の世界にも触れているので、侍が立ち寄る茶屋のような風情。

 

 

 

 

皇大神宮。祭神 天照大御神

ただ「神宮」といえばこの伊勢神宮を指す。

この感じがすごい。

ゴルフで「The OPEN」といえば全英オープンを指すようなものか。

 

コロナがなければおそらく中国人がいたとは思うが、全くもって日本語しか聞こえなかった。

それでもかなりの人出だった。

 

参道のゑびすやで昼ご飯。

 

 

これもかなり贅沢した。

松坂牛食べとかないと。

 

さて。こっからロングドライブ。

鳥羽へ向けて、伊勢志摩スカイラインを走る。

途中、壮大な景色が広がる。

 

 

そして16:30のフェリーへ。

 

フェリー乗船時間55分。

わりとあっという間に渥美半島へ到着。

 

ここから豊川へ向かい新東名へ。

静岡経由で中部横断自動車道へ。

かなりなロングドライブだったが、あまり疲労感もなく運転も苦ではなかった。

 

22:30 帰還

あー充実した旅だった。

 

主な出費

食事代

・うなぎ 1万円

・焼肉  1万円

・松坂牛 1万円

宿泊

ホテル2部屋 7000円(ポイント使用)

高速

わからず

ガソリン

5000円を1回

御朱印代

5冊分×6か所×300円=9000円

フェリー

1万円

 

61000円+高速代でまぁ約8万円ってとこかな。

4人でこれだけ贅沢すればそうなるでしょう。

まぁ家族旅行もいずれいけなくなるしね。行けるときに贅沢しないと。

 

2020年3月20~21日

熊野・伊勢旅行記。

 

またいきましょう。

次はストーリーからすると「あまのいわと」かな。

 

おわり。