在宅酸素 | マウルルちゃんの平凡な一日

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主に私の乳がん体験記を書いてます。

翌日、朝の検温とノイトロを打ちにきた看護師さんが何気に、
「家に在宅酸素は置いてないの?」
と聞いてきました。

ちょうど昨晩モナオくんと、
「今すぐ在宅酸素を置いてもらおう、明日先生に言ってみよう」
と話していたので、

看護師さん、めちゃいいタイミングで在宅酸素の話を出してくれました。

設置を考えていると話したら、とんとん拍子に話が進んで、翌日か翌々日には設置が可能なのだそう。

先生が病室に来て、脚の付け根の動脈から採血をして、血中酸素を計測。

血中酸素値が60~65なら、患者が在宅酸素を設置するかどうか決めるみたいで、
60未満だと必ず設置。

私は、56でした。
設置必須レベルです。



脚の動脈から採血をするときに、前から気になっていた右の下腹部にある2cmほどのシコリみたいなものを触診してもらいました。

「シコリあるなあ。筋膜組織の上にできてる。内臓にできたシコリではないから心配いらない」

やっぱりシコリでした(-.-;)
でも皮膚の下のあちこちにシコリがあるので、一つ増えようが先生にはなんてことないみたいです(^-^;



この日に退院でしたが、15日からまた10日ほど入院になるので、
またしばらく大阪の実家でお世話になろうと思っていました。

なので、とりあえず大阪の家に在宅酸素を設置してもらうことにしました。

一番早い日に設置に来て下さいとお願いしたら、
在宅酸素の営業所が実家からそんなに離れていないところだったので、
退院当日の夕方には伺えるということになりました。

なんちゅう早業!段取りの良さ!



そして夕方、

家にやって来た在宅酸素は、私が想像していた仰々しいものでなく、かなりコンパクトなものでした。

一般家庭の空気清浄機ぐらいの大きさと形です。

空気中の酸素を利用するので、コンセントをつなぐだけで機械が壊れない限り酸素吸いたい放題。

酸素の量は、0.25L~3Lまで流せますが、
先生が患者さんの症状で流量を決めます。

私は先生から“1L”と指示があったので、“1L”の流量から勝手に変更したらダメみたいです。


私みたいに大阪と奈良の家をよく行き来するなら、機械の移動も業者さんがしてくれます(空気清浄機みたいに簡単に運べますが、リースなので業者さんに頼んだ方が良い)。
なんなら大阪と奈良に1台ずつ置くことも可能。

外出用の酸素ボンベも必要量に応じて、0.7kg、1.0kg、1.5kgとボンベの大きさを選べて、使用本数の制限なし。

ボンベを乗せるコロコロとボンベを入れる袋付き(医療用なのでかなり地味ぃー)

これら全て薬の処方箋と同じ扱いなので、保健適用です。
なので支払い先も病院。


大阪の家には、ほとんどの時間を過ごしている2階の部屋のベッドのすぐ横に起きました。



在宅酸素を家に置くとなると、手続きとか日取りを決めたりとか設置とか、何かとめんどくさそうとおっくうでしたが、
こんなに簡単にできるとわ(゜▽゜)!


外出用の酸素ボンベも持ち歩くの抵抗あるなと思っていましたが、
いざ家に実物が来てみると、もう腹をくくりました( ̄ ̄ゝ

私にとっては体の一部ですからね。

今までは、
呼吸を整えるために数メートル歩いては止まってを繰り返して、と怪しい行動をとっていたり、
ノロノロと歩いてジャマになったり、
見た目は病人に見えないので(…たぶん;)、優先座席に座りにくかったりしたけど、

酸素ボンベをコロコロ引いてたら、
周りの皆さんも優しく見守ってくれるかな。

ボンベを入れる袋もかわいい生地で作ってもらおっと♪



明日からタキソテール。
頑張ります!!