セレクトセールネタの2回目です。前回は上場されるモーリス産駒の1歳馬を紹介しました。今回は当歳馬を紹介していきたいと思います。当歳馬も1歳馬と同じく8頭が上場予定です。

 

それではいきましょう。まずは血統面で一番目立つところから。

 

ソブラドラインク 2024

母:ソブラドラインク(母父:Include)

ノーザンレーシング生産

 

母ソブラドラインクはアルゼンチン産馬で、コパデプラタ大賞(芝2000m)など当地のG1を2勝しています。その後アメリカに渡り1勝して引退しています。通算成績9戦5勝。母の父はIncludeで、さらにその父はブロードブラッシュ。日本ではフェブラリーS勝ち馬ノボトゥルーや、伝説の追い込み馬ブロードアピールで有名な父ですね。そう考えると、母自身は芝G1馬なんですが、日本だとダート向き血統なのかもしれません。

 

そして日本に繁殖牝馬として輸入されてきましたが、今のところ目立った産駒はいません。現3歳世代にドゥレイクパセージ(父ドゥラメンテ、1勝)がいる程度ですね。あえて異系の血統と配合している訳ですから、そういうこともあるでしょう。さて、モーリスとの相性はどうなのか気になるところですね。相性がバッチリはまってくれるといいのですが。

 

 

次いきましょう。こちらも血統面で目立ちますね。

 

グァカモーレ 2024

母:グァカモーレ(母父:Flat Out)

辻牧場生産

 

母グァカモーレは米国産。当地で2勝の他、アディロンダックS(G2、ダート6.5F)で3着に入っています。母の父Flat Outはエーピーインディ系で、いかにもダートが得意な系統ですね。

 

モーリス✕グァカモーレという血統だと、いかにもワンペースの流れが得意で、緩急ある流れが苦手な仔になりそうです。ダートで強い仔というのもロマンありますよね。強い仔に育って欲しいですが、さてどうなるか。

 

 

次は日本の良血馬を紹介しましょう。

 

フェアリーポルカ 2024

母:フェアリーポルカ(母父:ルーラーシップ)

新冠橋本牧場生産

 

母フェアリーポルカは24戦4勝。4歳春に中山牝馬S(G3)、福島牝馬S(G3)と重賞を連勝しています。モーリス×ルーラーシップという配合は正直これからという気がしますが、モーリス×キンカメの相性は良い訳ですから、この配合だって相性は良いのではないかと思います。この馬が初仔なので、果たしてどんな仔が産まれることやら。

 

 

ということで、セレクトセール当歳馬部門に上場予定のうち3頭を紹介しました。何はともあれ上場馬が高く売れて欲しい、そして願わくばこの仔たちが将来活躍して欲しいですね。がんばれモーリス産駒🐎