シドニー3歳秋の3冠最終戦、オーストラリアンダービー(G1,芝2400m)。前日には24時間で230mm❗という大雨が振り、一時は開催が危ぶまれましたが何とか開催されました。当日朝には晴れ間が出て、気温も27度と上がったのが良かったようです。とはいえレースの段階ではHeavy8と日本で言う不良馬場の状態だったそうです。
好走スタートを決めたのは3頭。Grad You Think So、Wymark、我らがGanbareの3頭で、この3頭がそのまま先団を形成します。さすがに2400mということもありペースはスローで、前半1000m通過が恐らく1分6秒くらい。ここ辺りでちょっと後ろにいたAdagioが上がってきてGanbareの前に入ってきます。ここからペースが急激に上がり後続も位置取りを上げてきます。
Ganbareは直線では内に進路を取り粘りますが、残り300mあたりで外から来たRiff Rocketに交わされます。残り150mあたりで逃げ馬Grad You Think Soを交わして先頭に立ったRiff Rocketがそのままゴール、最後大外から猛追してきたCeowulfが2着、逃げ馬が残って3着という結果でした。
勝ち時計は2分33秒45、上がり600mのタイムが37秒43でした。前半スローペースからの後傾ラップなのですが、不良馬場の2400mということもあり、一番強いRiff Rocketが順当に勝ったということなんでしょう。Hitotsu以来のダービーダフル制覇を達成しました。素晴らしいですね。
Ganbareは残り300mあたりで力尽き、最後は9馬身以上離された9着に終わりました。モーリス産駒の先輩HitotsuがHeavy9でダービーを勝っているので少し期待してたんですが、やはり厳しかったようです。Hitotsu先輩はスゲーですよ。
Ganbare、秋のG1路線の結果を振り返ると、やはり距離は1600〜2000m、馬場は重馬場<良馬場が得意条件のようです。一番惜しかったのがローズヒルギニーでしたからね。そのローズヒルギニーでも、スローからの決め手勝負に屈した形で、これから先大きいレースを勝つためには、後続をある程度離して直線に入る、または後続がバテる必要があります。
ここまで書いてお気付きの方もおられると思います。Ganbareという馬は、この馬とそっくりだということに。