さて、ローズヒルギニー(G1)の結果です。

 

モーリス産駒Ganbareが好スタートからハナに立つ展開になります。2番手には3番人気のImmediacyという隊列で、その後は淡々とレースが流れていきます。1000m通過が62秒くらいに見えるので、比較的スローな流れだと思います。

 

3コーナーあたりで各馬ペースを上げてきて、直線入り口(残り400m)では一団となって上り勝負となります。激しい追い比べになりますが、Ganbareは先頭を譲らず粘ります。しかし、ヴィクトリアダービー馬Riff Rocketが外から鋭く伸びてきて、残り100mで交わされてしまいます。結局勝ったのはRiff Rocket。ダービー以来のG1・2勝目を挙げました。勝ち時計は2分3秒03、上り600mは34秒35という内容でした。Ganbareは外を差してきた他の2頭にも交わされて、勝ち馬から1.3馬身差の4着という結果に終わりました。

 

…いやーこれは惜しい。Ganbareがんばりました。自分でペースを握り直線でもよく伸びています。決してバテて後退している訳でなく、結果的には切れ味負けですしね。2000mが得意条件というのもよくわかりました。

 

しかし、だからこそ、『これで負けたらどうすればいいんだ❔』と思うのもまた事実です。ひところのジャックドールを見ているようなもどかしさですよこれは。総合能力は高いけど、末脚勝負では分が悪い。Ganbareは紛れもなくモーリス産駒なんだな、と改めて実感した次第です。次走はオーストラリアンダービー(G1、芝2400m)でしょうが、どうすれば活路が開けるのか。

 

こうなったら、

・パンサラッサ逃げ(序盤から大逃げして直線入るまでに勝負を決める)

・ジャックドール逃げ(息の入らないミドルペースで逃げて、後続にも脚を使わせる)

みたいな戦法はどうでしょうかね。とはいえ、豪州ではこういう競馬をあまり見ないように思うので、現実的ではないですかね。

 

しかし、Ganbareはよくがんばっていますよ。次走のダービーでは、そのがんばりが報われることを願います🐴