2024年に入ってからというもの、モーリス産駒は日豪ともに思ったような結果が出ず、ジリジリした状態が続いています。それでも毎週有力馬が重賞に出てくるのは大したものだと思いますね。
今週は5歳牝馬Ausbred Flirtがクールモアクラシック(G1)に出走を予定しています。このレースは3歳以上の牝馬限定戦で、2014年には日本からハナズゴールが挑戦(結果は14着)しています。日本で例えるとヴィクトリアマイル的なレースなんでしょうかね。
Ausbred Flirtはここまで16戦して5勝を挙げており、昨年10月にはアングストS(G3、芝1600m)で2着と好走しています。しかし、G1での好走実績はまだなく、今回はあくまで挑戦者の立場です。
それでは主なライバルを見ていきましょう。
Zougotcha 4m
父:Zoustar
13戦6勝 フライトS(G1)など重賞4勝
この馬が抜けた1番人気です。3歳牝馬G1のフライトSを含む重賞4勝の実績馬です。前走ミリーフォックスS(G2、芝1300m)では番手につけて直線で逃げ馬を競り落とす横綱相撲。確かにこれは強い馬です。
Tropical Squall 3f
父:Prized Icon
7戦4勝 サラウンドS(G1)、フライトS(G1)
こちらが2番人気。Zougotchaの1歳下で、同じくフライトSを勝っている馬です。前走サラウンドS(G1、芝1400m)では自らハナに立ちペースを握り、直線では後続をギリギリ凌いで勝利しました。このくらいの距離が合っていますね。こちらもさすがG1馬という感じですね。
Kimochi 3f
父:Brave Smash
11戦2勝 ライトフィンガーS(G2)、フライトS(G1)2着、1000ギニー(G1)2着
この馬が3番人気です。父はおなじみの日本生まれブレイブスマッシュ。馬名も日本風でいいですね。3歳牝馬路線ではTropical Squallと良い勝負をしてきたのですが、G1勝ちはまだありません。ここで念願のG1勝利となるでしょうか。
そしてAusbred Flirt。前目の競馬で勝負するこの馬が好走できるとすれば、有力馬が牽制しあってスローペースになったときでしょうか。それとも、ハイペースになって直線勝負がハマった場合か。ともあれ、出走しないことにはG1を勝つことはできません。
G1挑戦は2回目になるAusbred Flirt、何とか良い結果が出ますように🐴