今週の水曜日、コーフィールド競馬場でクーンジーカップ(G3、芝2000m)が開催されます。水曜日に重賞なんて変則日程ですね。このレースに豪州モーリス産駒のFoujita Sanが出走予定です。

 

フジタさんはここまで13戦2勝。2歳時のデビュー2戦目に6馬身差で勝って注目を集めました。3歳時にはスタットS(G2、芝1600m)で2着に入るなどの活躍はありましたが、出走したG1では結果を出せませんでした。その後去勢し休養。4歳になり、レースを使われながら調子が上向き、4戦目になる前走では直線でものすごい切れ味の末脚で差し切り勝ち。2歳時以来の2勝目を挙げています。素質を高く評価されていたフジタさんがようやく能力の片鱗を見せました。

 

ということで、絶好調でこのレースに臨むフジタさんですが、何と2番人気です。格下ではありますが、調子の良さが買われているんでしょうね。

 

それでは毎度恒例、主なライバルを見ていきましょう。

 

Gregolimo 5g

父:Galiway 母:Kendannemarie(母父:Kendargent)

14戦4勝 Prix Nureyev(L)

フランス生まれのこの馬が1番人気です。3歳時はヌレイエフ賞(L)勝ち、G2で2着などの実績を挙げていますが、4歳時は目立った実績を挙げることができませんでした。そして豪州に移籍。5歳シーズンの緒戦である前走は61㎏を背負いながら2着確保。ここで本領を発揮して初重賞制覇なるか、といったところですね。

 

父Galiwayはガリレオ産駒でリステッド勝ち馬。父としては英チャンピオンSを勝ったSealwayを輩出していますね。デインヒルの血を持っているので、豪州競馬にも合いそうです。

 

Steinem 6m

父:Frankel 母:Thai Noon(母父:Dansili)

20戦4勝 Peter Young S(G2)

3番人気の馬です。6歳牝馬で重賞2勝、G1でも3着入賞がある実績馬です。とはいえ、前走はムーニーヴァレーのマイルG2で6.5馬身差の6着と調子はまだ上がっていないように思えますね。

 

Muramasa 4g

父:Deep Impact 母:Omei Sword(母父:High Chaparral)

8戦2勝 Neds Classic(G3)2着、ヴィクトリアダービー(G1)5着

4番人気がディープインパクト産駒のこの馬です。3歳時にはフジタさんと対戦があり(1勝1敗)、今回は久々の対戦になります。前走は久々の勝利を飾っているところもフジタさんと一緒ですね。さて、今回はどちらが先着するでしょうか。

 

フジタさんを含めて人気しているメンバーを見ていると、日本でいうところのローカルハンデG3感がありますね。実績馬よりも軽ハンデの上がり馬が人気しているところもそれっぽいです。

 

フジタさん、ここは結構なチャンスではないかと思います。がんばれフジタさん🐴