管理人です。
特殊な問題は、その特殊な環境に身を置かなければ見えてこない。
私は現役の時、郵便局で特殊郵便を取り扱っていた。
金庫のような事務室で、
書留郵便の差立や到着処理を主に行なっていた。
この金庫のような事務室で、パワハラが繰り返し行われた。
行為の一部始終を録画されていたにも関わらず、
管理者は確認することもせずに、
問題を見て見ぬふりをした。
だが、このパワハラ問題はのちに企業統治不全というカタチで顕在化してしまった。
今回の件は、このパワハラ問題が潜在した構造とよく似ている。
「下手な鉄砲数打ちゃ当たる?」である。
現在、福岡県では増えすぎてしまったアライグマを防除するために、
アライグマ捕獲従事者養成講座を開催している。
アライグマを捕獲するには、
狩猟者になるか、なって有害駆除をするか、
あるいは、このアライグマ捕獲従事者になるしかない。
狩猟によるアライグマ捕獲は、制約が多すぎる。
また別の問題ではあるが、猟友会という最大の問題組織が横たわっている。
例えて言えば、アメリカのライフル協会のようなもの。
私は、第一銃猟と罠猟の免状を所有しているが、
猟友会には所属していない。
猟友会に所属していないと保険契約が出来ず、猟をすることが出来ない。
このような構図となっているのだ。
先日、NHKが有害駆除と認可する猟友会の癒着問題を取り上げていたが、
まさにその通り。
一部の趣味の団体である猟友会が、
行政からの有害駆除事業を一任されている現状を問題視していた。
補償金という金銭が発生するからである。
話を戻そう。
アライグマ捕獲従事者は基本的に初心者である。
「チンチロリン」という俗語も理解出来ないし、
撒き餌による前喰わせもしない。
だから、罠にかかったアライグマを取り逃すことが多発する。
止め刺しする前に、アライグマが罠から脱走したり、
あるいは従事者自身が逃したりする。
アライグマは二度と罠にはかからない。
アライグマ従事者がアライグマを殺すには、炭酸ガスによる安楽死しか方法がない。
炭酸ガスによる安楽死は、アライグマには優しいかも知れないが、
従事者にとっては難しい。
猟師は、罠の設置から止め刺しまで、一連の流れでこなしている。
しかも放血までやってのける。
私は個人としての猟師は好きだが、
猟友会は嫌いだ。
問題は各自治体が猟友会に丸投げしている実態である。
見て見ぬふりをしているうちに、
アライグマの増加スピードに対策が追いつかず、
新興感染症などの公衆衛生上の問題として、
我が身に降りかかってくることだろう。