マウイ島からこんにちは!
こちらの記事でも申し上げましたが、
先日、キヘイにあるカヌークラブ (Kihei Canoe Club) で、
ビジターとして、アウトリガーカヌーを漕いできました。
夫が留守だったので、単身で乗り込んでみました。
っていうのは、大げさ。
一人でも、グループでも、参加できます。
これは、主に、ツーリスト向けのプログラムで、毎週火曜と木曜の朝6:45にスタート。
事前にオンライン登録と参加費$40の支払いを済ませておきます。
終わって車に戻ったら朝9:15になっていたので、お時間に余裕を持って参加されるといいと思います。
集合場所は、シュガービーチのクラブハウス。
こちらの記事にあるとおり、お向かいにはマーケットやベーカリーがあります。
砂浜にカヌーが並んでいます。
ビジター参加はとってもおススメなので、そのプロセスを詳しくご紹介させていただきます。
当日は、ボランティアと思われるクラブメンバーがお手伝いしてくれます。
まず、クラブハウスで名前を告げ、乗るカヌーの番号を教えてもらいます。
この日は三つのカヌーが一杯になったので、ツーリストだけで30人位いたはず。
次に、一人ずつ、パドルを選んでもらいます。
椅子に座った状態で、丁度良い長さのものを選んでくれるのです。
チビの私は、ジュニア用でした。
そこでパドルに関する指示が二つありました。
①パドルは砂に刺したり、砂に触れさせないこと。
②使い終わったら、真水でゆすいでから返却すること。
これは、大事に扱うという意味もありますが、何よりも、カヌーはクプナ(お年寄り、年配者)という位置づけなので、尊敬する意味で、このようなルールがあるそうです。
こう言われると、根が真面目な私は、パドルを持つ手が緊張してしまうのです。
全員がパドルを受け取るまで、ブラブラ。
車のカギは保管してくれるそうですが、私はウエストバッグに携帯とカギを入れておきました。
基本、カヌーに持ち込むものは全て濡れることを覚悟します。
携帯を防水の袋に入れて、首から下げている人もいました。
ドライバッグを持っている人もいたけど、そこまでして何が必要なんだろう・・・?
準備が整ったら、各キャプテンが席順を支持してくれます。
私は一番前になりました。
前回、別のツアーでアウトリガーに乗った時もそうでした。
出航前に、ボランティアがほら貝を吹いたり、チャンティングを始めます。
「後に続いて、皆さんもどうぞ!」って言われたのですが、波の音で良く聞こえないし、何言っているかわかりずらいので、モゴモゴとベストを尽くします。
ここで大事なのは、海に出る前に祈りを捧げることで、乗組員が精神統一し、心の準備をするということです。
カヌーの乗り方の説明もありました。
全員で力を合わせ、海に向けてカヌーを押し出し、膝まで水につかったら、おしりから素早くカヌーに飛び乗り、すぐに思いっきり漕ぎ出してくださいって。
先に出発するカヌーを見ていると、タイミングを外して乗り遅れ、全身がずぶ濡れになっている人が2人。
カヌーは寄せる波に翻弄され、ドンブラコ状態。
乗り遅れたお二人は水の中で悪戦苦闘。
要するに、アウトリガーに乗るには、ある程度の運動神経が必要だと思います。
みんな、「あっちゃ~」って思いながら、見物。
乗り遅れても、誰も担いではくれないので、自力で這い上がります。
さて、無事に乗り込んで、しばらく漕いだら、キャプテンが、漕ぎ方の説明をしてくれます。
先頭からの景色はこんな!
双胴カヌーなので、先頭の二人はペースを設定し、後ろの人たちは、それに従います。
後ろの方で、ストロークを数える人がいて、掛け声をかけてくれるので、それに合わせてパドルをカヌーの右と左へ移行させます。
確か、「ホォーッ」って聞こえたら、パドルを反対に移動させ、全員で「ハッ」って声に出していいながら、新しい側にパドルを入れる、という感じなので、周りを見ながら、真似します。
「ラヴァ!」って聞こえたら、漕ぐ手を休ませ、休憩。
この日は、南に向けて進み、浅いリーフがある場所で少し休憩しました。
とっても大きなカメが水面下にいます。
水面にも、カメがポコポコと出没。
そして、南キヘイのビーチにランディングし、ちょっと休憩。
ここには、ザトウクジラの国立海洋保護地区のビジターセンターがあり、
正面には、ハワイの伝統的な養魚池(フィッシュポンド)もあります。
カメもいました。
一息ついたら、またカヌーに戻って、漕ぎを再開。
この日は海が穏やかで、早朝の海風が気持ち良いです。
但し、カヌー漕ぎは、ちょっとハードです。
座席が固いので、クッションが欲しい感じ。
自転車用のパンツを履くといいらしいです。
あと、腰が弱い方も、ちょっときついかも。
キャプテンのアドバイスですが、腕や肩で漕ぐのではなく、全身を使って、上半身を前後させながら、腹筋を意識して漕ぐ、と。
パドルが右側の時は、右脚が前、左側の時は、左脚を前に出し、踏ん張ります。
このツアーは、ある程度、体を動かすのが好きな方、多少なりとも体力に自信のある方向けだと思います。
最後、シュガービーチに戻ったら、最後のひと踏ん張り。
キャプテンがカヌーを後ろ向きにしてくれるので、漕ぐ方も、岸に着くまで、パドルを後ろ漕ぎ。
後ろ漕ぎって難しい~!
岸に近づいて、指示があったら、飛び降り、カヌーを砂浜に向けて全力で押します。
私は重い荷物を持つのが大嫌いなので、この部分、ちょっと嫌・・・
でも、頑張る。
同じカヌーに乗ったら、オハナ(家族)の一員として、力を合わせないといけないですから・・・
ということで、非常に長い記事になってしまいましたが、結論をいうと、アウトリガーで海に出るのは最高に楽しいし、是非、皆さんにおススメしたいです。
旅の思い出になると思いますよ~!
あと、これは普通の観光ツアーではないので、チップは必要ないと思います。
参加費は会の運営費として、カヌーの大会にかかる支払いや、地元の子供たち向けのカヌープログラムに使われるそうです。
では、ババーイ❣