宅建免許の更新回数
今週も始まりました~。
仕事って結構先々の予定までいろいろ考えますから、もう年明けのスケジュールについて打ち合わせとかザラになってきました。
さて、先日、宅建業者(15)の業者さんと打ち合わせしました。
ご存知のように我々の業界は免許制なので、「東京都知事(〇)第〇〇〇〇号」みたいに各都道府県に届け出て許可番号をもらいます。
このカッコの中の番号は5年ごとに更新する都度にひとつずつ増えていきます。
わが国では95%の会社が創業10年以内に廃業すると言われておりますので、このカッコ番号が「3」を超えればまあ頑張っているほうだと思います。
そんな中での「15」は相当な老舗でありまして、私は15以上は見たことがありません。
で、社長に「宅建更新回数15は今まで見た中で最も多いです」と話を向けてみたら、実は15が今のところ一番多いはずだとのこと。
元々、不動産業界は許可番号を与えていたそうなんですが、今のように更新回数を記載するようになったのは昭和30年頃からのことだそうで、その会社はその頃はすでに存在していたとのこと。
なのでその制度に最初から該当していて今15回目なのでそれよりも多いところはないだろうと。
ちなみに平成8年までは3年ごとに更新だったのでそれまでは数字が増えていくペースは早かったことになります。今は5年ですから。
カッコの後ろの番号、例えば弊社は99088号ですが、これが3ケタのところは相当古いそうです。
その社長曰く、この許可番号制を施行するとき、発足当時の協会みたいなところの関係者が番号を取っていったので1000番以下はそれらの関係者達で占められ、普通の街場の業者さんは4ケタ以上になったそうです。
宅建更新回数が多けりゃいいってものではないですが、やはり私も名刺をもらうと更新回数は見ちゃいますね。
この不動産屋という商売、ある程度長くやって、大きな景気の波を2回くらいは経験しないとやってる意味ないなと思います。
景気がいい時はしっかり稼ぎ、ノウハウと情報網を形成する。
そして景気が悪くなり物件相場が落ちた時にその蓄えで安く購入し、資産形成をしていく。
で、また景気の波が戻ったら値上がりしたところで売却を挟みながら拡大していく。
これを何回かうまくやればもう仲介頼みの不安定な経営からは脱却できるし、不動産屋をやって良かったなと思える収入を得ることができるんじゃないかと。
うまく波に乗って超えられれば、ね。
大概のやつは景気終息の最後の見切りにヘマって高値掴みしてシコって退場、あるいは調子に乗りすぎて無理な拡大路線で舵が切れなくなって終了、なんでしょうけれど。
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