木造の1時間準耐火構造 | 好感度ゼロ上等のクセが強い不動産ブログ

木造の1時間準耐火構造

昨日は1日オフにしました。

なんだか疲れてしまって、休養が必要だと思ったので。

そうは言っても圧縮したら2時間ぶんくらいは仕事っぽいことしてましたけど。

 

さて、本題。

現在進行中の仕事のことは書かないんですが、ほぼほぼまとまりそうなのでボカして書きます。

 

木造の3階建てって、以前は防火地域だろうと準防火だろうと耐火建築物にしなければなりませんでした。

ご存知のように木造で耐火構造にすると、ドえらいごっつい構造になり、壁厚はバカみたいに厚くなるし、建築コストも準耐火構造に比べて2割以上はアップしてきます。

坪100万ってやつです。

こうなってくるとS造かRC造のほうがいいんじゃないかと思ってきます。しかし、重量が増すので地盤工事費用もアップして、そもそも3階建でそんなにコストかけたら収益物件とそして成立しない、ということで悩ましい問題でした。

収支を考えると、木造3階建てアパートは事実上選択肢にはならなかったのです。

 

しかし、数年前に準防火地域で所定の要件を満たせば木造3階建て共同住宅(木三共)を1時間準耐火構造で建てられるように緩和されました。

この差はデカいです。

準防火地域で60/200とかで3階建の木造アパート建つんですから。

 

ただ、要件を満たすのが結構難しくて使いにくかった。

 

そもそも建築業者の間でも知らない人が結構いるし、国交省の告知に書いてある要件がこれまた解釈しにくくてわかりにくいんです。なので工務店に木三共プランを持ち込むと「耐火構造になりますよ」と言われてしまうことも少なくないと思います。

 

今回、お客さんと取り組んでいた土地にこの告知を使えば1時間準耐火でやれるはずと思い、徹夜でわかりにくい告知を何回も読んで(もう意地ですw)プランを作り、一度は準耐火構造を否定してきた工務店さんに再度確認してもらってようやくゴーサインがでました。

 

ずっと釈然としなかった1時間準耐火の要件がかなりスッキリと理解できて、ワタクシのボリューム入れのウデもちっとは上がったかな。

変態建築士さんから貴重なアドバイスも頂いたので今度なにかご馳走しないと。

 

そんなわけで今週もおしまいです。

秋だからなのか、今月は毎週末予定が入っています。

みなさま、よい週末をー!

 

 

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