目の付け所が違うのよ〜洗面台からの臭気 | 好感度ゼロ上等のクセが強い不動産ブログ

目の付け所が違うのよ〜洗面台からの臭気

この時期、家の中ではどんな服装にしたら良いのか悩みますw
(ちなみにまだTシャツ短パンですが寒いです)

さて、月に数回出てくる案件で「排水からの臭気」があります。

とりあえず見てみないとわからないので訪問しますが、そもそも建築的なこと以外が原因のこともあったりします。
例えば、洗濯機からの臭気上がりなどはこちらでは対策できません。
あるいは、元々臭気はなくて「気のせい」とか「気にしすぎ」などもあります。

で、あらゆる可能性を考えて現調に当たるのですが、この事例は見た瞬間「これは実際に臭かっただろうな」とわかりました。

(ちなみにガムテープは施主さんがやったものです。ワタクシこういう雑なことはいたしません)

さらにアップ


ちょっと画像が小さくてわかりにくいですかね(汗

奥に直立しているメッキの管は給水管です。
表面がブツブツしていますが、これはサビです。
築年10年ほどではこんな風にサビは出ません。

なぜ、錆びたのか。

これは、この収納スペースの下にある排水管の接続部に隙間があって、隣の浴室のお湯排水時などに湯気が立つので中に充満し、それが給水管に付着して結露となり錆びるのです。

よーく見ると左右で錆び方が違うんですよ。
右は給水、左は給湯なのですが、結露って表面が冷たいものにより多く付きます(湯飲み茶わんには結露しないでしょ)。
右のほうが明らかにサビが多いので、間違いなく湯気が充満しての結露って断定できるんです。

ということは、排水管接続部に隙間あり→臭気上がりが起きている、とわかるわけです。

案の定、


防臭パッキン入ってましたがユルいです。
収納下のメッキ管の錆び方がひどいし、釘アタマまで錆び錆びですね。
床には漏水の形跡がないので湯気で確定です。

そんな感じで、現地調査って、いろんな可能性を排除せず、あらゆる現象からアタマを働かせて推定していくってお話でした。

今日の話が面白かったらポチお願いします!

不動産投資 ブログランキングへ