「13人の刺客」みてきましたー
俺は時代劇が大好きなんです。
画面にちょんまげが映るととりあえず見入ります(笑
この「13人の刺客」は昔は片岡千恵蔵の主演で作られたもののリメイクですが、
集団戦、リアリティなど、黒澤明の「七人の侍」の影響は間違いなく受けていると思われます。
あらすじは、徳川将軍の弟を藩主として押しつけられている明石藩(昔はこういうことがよくあった)を舞台に、この異常残虐嗜好を持った悪君主を排除するために13人の侍たちが命をなげうって戦うというストーリー。
江戸末期の侍というのは、天下泰平、本当の戦いなど誰も知らず腰の刀は身分証がわり、現在でいう公務員なのです。
もちろん襲撃する13人もいずれも刀術の手練れ(てだれ)とはいえ実戦経験はほとんどない。
首謀者役の役所広司は「(実戦経験は)コッチもなければアッチもない。命を惜しんだほうが負ける」といって覚悟を決めて戦いに臨みます。
映画としてはとても面白かったです!
最近、CG多用の邦画のアクション物を数本みて残念でした。
そういう映画の場合、役者さんはたぶんスタジオのブルーバックという背景の前でCGをイメージしながら演技するんだろうけどリアリティでないよね、そんなんじゃ。
やっぱカネかけて大仕掛けのホントのセット組んでもらって火薬で爆破させながら一発勝負で撮影となったら役者さんも本気だせると思うんです。
これはお店とスタッフの関係も同じだなぁなんてちょと反省しながら見ていました。
とにかく、命果てるまで鬼神のような死闘を演じる殺陣(たて)がナント50分間。
おもしろいので、みなさんもぜひ~
あ、スマップ・ゴローちゃんの極悪非道な君主ぶりもすばらしい怪演でしたよー。