パスタ屋バイトを辞める。。
前回お話したように、店長に対する不信感、そしてこれ以上いてもここではあまり学べないということで私はアルバイトをやめることにしました。
結局、約半年。
結果から言うと、実は私の開業前の飲食店での勤務は後にも先にもこれだけです。
この後、また別のお店で働こうと思いましたが、飲食店勤務に対する印象が最悪になってしまったので二の足を踏んだまま結局、開業に踏み切ってしまいます。
後にこの修行の少なさが私をたっぷりと苦しめるハメになります。
ただ、このお店で経験した様々ないやな体験は今現在に至るまで私の中に負の教訓として生きており、
自分のお店では絶対にスタッフに対してしてはならないこととして役に立っています。
この頃はすでに季節は寒い時期になっており、スカパーバイトで食いつなぎながら逗子の海辺の殺風景なアパートで冬を越しました。
辞めてからはアパートの粗末な台所で「オレンジページ」などの料理誌を見ながら料理の勉強をしていました。
が、今思えばこれはあまり意味がなかったですね。
家庭料理のレパートリーを増やすのとプロがお店で料理を出すのとでは全然違いますから。
例えて言えば、歌がうまい人が仲間と遊びでカラオケに通ってもプロの歌手としての道が開けるわけではない、と言ったら伝わりますでしょうか。
こんなかんじで脱サラしてまもなく一年が過ぎようとしていました。
~つづく~