■むち打ち症とは
交通事故による受傷で一番多いのは『むち打ち損傷』です。
『外傷性頸部症候群』
『頸椎捻挫』
といわれ頸部外傷の局所症状の総称です。
交通事故で追突された際に首がムチのようにしなるため『鞭打ち(むちうち)』と呼ばれます。
追突時の衝撃で背部に力が加わり、筋肉・神経・関節を損傷し痛みや炎症を生じます。
レントゲンでは骨に異常がなくても頭痛、めまい、首、肩、腰の痛み、しびれ、倦怠感、不眠などの症状が生じます。
『むち打ち損傷』は受傷直後に痛みなど感じなくても、2~3日後に痛みが出てくるケースもあります。
むち打ち損傷には症状が軽いものから後遺症を残すひどい場合もあります。
■むち打ち症の症状
事故直後に生じる症状としては、次のようなもの代表的です。
頭痛、めまい、首の痛み、肩こり、腰痛、腕から指先のしびれ、腰から足先にかけてのしびれ、不眠、聴力低下、吐き気、集中力低下など
このような状態は、事故直後~数日以内に現れるのが多いのが特徴です。
その後、3~6カ月以内に軽快していく場合が多いです。
■むち打ち症の問題点
『むち打ち損傷』は、交通事故で負傷した方に多く見られます。
放っておくと生涯にわたり後遺症に悩まされる方もいます。
また、事故後6カ月を過ぎると、痛みが残っているにもかかわらず、保険会社の方から『症状固定』を迫られて、治療費が支払われなく場合もあります。
『むち打ち症』は、レントゲンでは異常がないことが多く、そのような場合に後遺障害の認定を受けることは難しくなります。
ケガをした当初はさほど気にならなくても、数日たってから痛みが増してくる場合が多いようです。『そのうちに痛みも治まるだろう…』と思って放っておくと痛みがさらに悪化してしまいます。
交通事故の後、痛みを残さないためには、いかに早く炎症による痛み、腫れを引かせるかが重要です。
交通事故による痛みでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
■むち打ち症の分類
<頸椎捻挫型〉
むち打ち損傷の中で最も多く、『頸椎捻挫型』がむち打ち全体の約70%を占めているとされています。
首を固定する筋肉や靭帯の軟部組織を損傷し、炎症を起こしている状態をいいます。筋肉が過緊張することにより、肩こり、首や背中への痛み、首の動きが制限されることもあります。
〈神経根症状型〉
交通事故の衝撃で骨にゆがみが生じ、頸椎の中の神経を圧迫し痛みが発生します。
脊髄に負荷がかかり、神経根が引き伸ばされたり、圧迫されることにより、首や腕の痛み、しびれ、手足に力が入りにくくなったり、顔面や後頭部に痛みを感じたりもします。
〈バレ・リュー型〉
後部交感神経症候群とも言われ、血行をつかさどる交感神経が損傷し、椎間板や筋肉による圧迫によって頸椎に沿って走っている動脈の循環障害の影響で発生すると言われています。めまい、耳鳴り、頭痛、記憶障害、視力障害、倦怠感、吐き気等が生じ、慢性化する傾向にあるといわれています。
〈脊髄症状型〉
手足にしびれが出たり、歩行に障害が起きたりすることがあります。基本的に腰から足の先にかけて走っている神経が交通事故の衝撃により、傷つくことによって障害がおこります。また、まれに尿や便が出にくくなるケースもあります。
〈脳髄液減少型〉
交通事故の衝撃によって、脳の周囲を満たしている液体『脳髄液』が漏れ出すことで、脳髄液に浸されていた脳の位置が下がり、頭痛、頸部痛、めまい、耳鳴り、視機能障害、倦怠など様々な症状を引き起こします。
むち打ち症の後遺症により、日常生活に支障をきたす場合もあります。
症状が軽いからとそのままにしておくことはせずに、早めの相談をしましょう。
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