平成23年、はつ春のお祝いを申し上げます。例年どおり元旦は宮中に参内、午後は小沢邸へ。夕方は家族一同で赤坂の氷川神社に初詣で。皇居では正殿の儀式が始まる前に控室で与野党、衆参の議員たちが交歓するのですが、昨年に比べ民主党議員は心なし精彩なく、自民党議員が元気復活の趣きでした。
 小沢邸の新年会は国会議員が約100人。前・元議員や配偶者、その他の来賓を加えて150人程でしたが、2部制の去年より少し減ったのは織り込み済み。乾杯の発声をした菅副総理(当時)も、最前列でにこやかに挨拶していた蓮舫仕分人も今年は姿を見せなかったのですから、数が減るのは当然でしょう。
 赤坂氷川神社は、江戸時代の1730年に8代将軍徳川吉宗が近隣の数社を集めて創建した「新しい」神社です。その境内は旧三次(みよし)浅野家の下屋敷で、私の小説のヒロイン瑤泉院浅野阿久利が幼時と、赤穂浅野家の改易後に過ごした故地でした。そこで毎年、ここに参詣することにしています。