わたしの思う「おんぶ」は、体だけではなく
心ごとまるごと、その子をその背に負うおんぶです
へこりんぐや兵児帯でのおんぶは、
簡単ではありません
(最初から簡単にできてしまう人もいます。
良い悪いではなく、
人それぞれの個性だと思います)
おんぶは、フィギュアスケートのようなパートナーシップであり、
おんぶすること自体が、体と体のコミュニケーションです。
赤ちゃんと息を合わせ、心を合わせ、
少しずつ完成させていく過程にこそ、意味のあるものなんです
母乳育児(離乳、断乳)や、布おむつ(おむつなし、トイトレ)など、
面倒で、手間のかかることにこそ、
「子育て」のエッセンスがつまっているのだと思うのです。

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「オンブの勧め」
欧米流の子育ての中には、
欧米人として文化を受け継ぎ
伝えるための能力を育てる方法が含まれています。
たしかに、オンブも、抱っこも、
添い寝もしないかも知れませんが、
しょっちゅうハグして、
ちゃんと目を見て、
ちゃんと言葉で説明して、
いつも「大好きだよ」と伝えています。
でも、日本のお母さん達は
「オンブをしない」という所は真似しているのに、
その他の所は真似していません。
むしろ、目を見るのではなく
子どもを無視し、
ハグの代わりに子どもを放置し、
言葉で説明せずに怒鳴って言うことを聞かせ、
大好きだよと言わすに
「なんべん言ったら分かるの、まったくもう」
と叫んでいます。
スーパーで、自分の子に向かって
「バカ 死ね」
と言い放っているお母さんを
見かけたこともあります。
もちろん、そうでないお母さん達もいっぱいいます。
でも、このような状態のお母さん達が
どんどん増えてきているのは事実だと思います。
私の所には、色々な所から
そのような仰天情報がいっぱい入ってきます。
「子どもの成長」という視点や、
「子どもからのまなざし」を大切にせず、
お母さんが、
お母さんの都合だけを優先し、
「見かけ」や「楽」や「便利」ばかり
求めるような子育てをしていると、
必然的にこのような状態になってしまうのです。
このような子育てを受けている子どもは、
どこで「安心」を得ることが出来るのでしょうか。
どのようにして
「心を通わせる能力」を育てる事が出来るのでしょうか。
どのようにして
「親と子の信頼関係」を築くことが出来るのでしょうか。
どのようにして、
「自立して生きていく能力」を育てる事が出来るのでしょうか。
「オンブをしない子育て」を選ぶのは結構です。
でも、それならばちゃんと目を見て話しかけ、
日常的にハグして
「大好きだよ」と伝え、
言葉でちゃんと説明し、
子どもの言葉にも耳を傾け、
子どももお母さんも「感情表現」を大切にすることを
心がける必要があるのです。
そういうことは「オンブをしない子育て」とセットになっているのです。
~森へ行こう(心とからだと子育てと)~より抜粋
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