時々コメント欄に投稿される松戸の大葉清隆さんの連作短歌をご紹介します。短歌結社「まひる野」の4月号に、「パルタイの大会」(党大会のことですね)というタイトルで掲載されたそうです。

 

 

            パルタイの大会   松戸 大葉清隆

 

 

攪乱者となりし同志に浴びせらるる攪乱者とは捕食者の声

 

午後からは除名をめぐる評議ありおりこうさんの発言続く

 

ひとつだけ怪しみ入れる意志あれば恫喝の唱はゆまりのごとき

 

ぬばたまの除名決議にもろ人は付近うかがい拍手を打てり

 

あたらしき党首もがなと赤き声 希望の見えて空に響けり

 

党首には女性同志が推挙され雪の下には蕗の芽眠る

 

皆よりも「赤旗」増やせぬ我なので牛乳一杯飲み干してみる

 

吾の党は党勢拡大説くけれど我にはわれの夢のありしも

 

除名者を「支える会」に誘われてどうしたもんかとぐにゃぐにゃ悩む