3月7日に共産党を相手に東京地裁に提訴したが、それ以降1か月も立つのに、共産党の側からは地裁に何も言ってこなかった。もちろん、このまま負けを認めるのかなと甘いことは考えなかったが、昨日、ようやく連絡があったそうだ。

 

 それによると、4月25日に予定されていた第1回期日について、延期を申し出てきたということだ。それにどう対応するか、地裁側から聞かれている。現時点で共産党の側の答弁書は出されていないとのこと。答弁書の提出は、通常、期日の1週間前だということで、これ自体は想定の範囲内だそうだ。

 

 このまま延期には応じないという選択肢もある。その場合、原告側の意見陳述だけが行われ、共産党の側は出廷はするだろうが、答弁まではしない可能性があるとのこと。

 

 もちろん、共産党側の申し出を受け入れ、延期する選択肢もある。その場合、ゴールデンウィーク明けになるだろう。

 

 弁護団の推定もお伺いして、いろいろ考えた。結果として、申し出を受け入れることとした(にもかかわらず裁判所が予定通り実施する可能性も残るそうだが)。なぜか。

 

 共産党側は、第1回期日を、双方が応酬を交わす場にしたいと考えている。だから延期を申し出てきたのだろう。

 

 私としては、自分だけが意見陳述をして、共産党側の準備不足を世論に見せるということもあるのかもしれないが、それよりは堂々と論戦するほうが気持がいい。メディアだって、それのほうが盛り上がるだろう。それに、予定の4月25日って、衆議院3補選の投票日(28日)の直前で、私がどんなに法廷で頑張っても、政治の話題にはなりにくいかもしれないし。

 

 さらに、なぜ延期かを考えると、共産党が準備に時間が足りないことはあり得ない。だってばく大な数の弁護士が後ろに控えていて、答弁書なんて1時間もあれば書けるだろう。最高裁判例という強い味方も付いている。

 

 それなのになぜ、延期を申し出てきたのか。それは、25日という特定の日が、共産党側にとって都合が悪いからではないか。弁護士は問題ないが、補選投票日の直前となると、党の幹部はどこにいるか分からない。だから選挙が終わったあとということなのかもしれない。

 

 そうなると、私が訴えているのは被告の代表は志位さんなのだから、志位さんが出廷する決意を固めていて、日程の調整をしている可能性が高い。そうなったらいいな。

 

 ということで、延期を受け入れた次第である。当日、傍聴その他を予定していた方には申し訳ないが、盛り上がることは確かなので、延期された法廷を楽しみにしていてほしい。

 

 本日の朝ドラ、明示的なものではなかったが、傍聴者が裁判長の決断を促したような描き方がされていた。いいですね。前回のメルマガも、「無能力者としての妻」を話題にしたが、今後も朝ドラはネタになりそうな予感がある。